くも膜下出血

くも膜下出血は、脳を覆っている「くも膜」という膜の下で出血が起こる状態です。脳は、「軟膜」、「くも膜」、「硬膜」という3層の膜で包まれています。そして一番内側の軟膜と、真ん中のくも膜との間(くも膜下腔)には脳脊髄液が流れていて、その中には脳に栄養を運ぶための太い血管も通っています。

このくも膜下腔の血管が破裂して出血が起きると、髄液の中に血液が流れ出し、脳が圧迫されてしまいます。そのため突然、激しい頭痛が起こります。また重症の場合は即死、回復しても脳機能障害が残るケースも少なくありません。大出血の半数以上の人が数日以内に死に至るといわれている恐ろしい病気です。

くも膜下出血のほとんどは、脳動脈の一部がふくらんだ「動脈瘤(どうみゃくりゅう)」が破裂することで起こります。

また大出血が起きる数日前に、頭痛や顔面痛、物が2重に見えるなどの前触れを生じる場合もあります。「突然」の異変を感じたらすぐに精密検査を受けましょう。

原因と予防方法

くも膜下出血を引き起こす「脳動脈瘤」が発生する原因は、今のところわかっていません。脳動脈瘤があるかどうかはCT検査で診断可能なので、定期的に検査をし、もし見つかった場合は破裂させないよう早期に治療することが重要です。

また、喫煙や過度のアルコール摂取は血圧を上昇させるため控えましょう。

なお、くも膜下出血は遺伝性があるといわれているので、家族に病歴のある人は定期的に検査をすることをおすすめします。

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余談ですが、私(管理人)は、母親をくも膜下出血で亡くしました。ここで倒れてから亡くなるまでのいきさつを記しておきます。

母が倒れたのは大晦日の夜のことです。

倒れたといっても、うずくまる程度で会話はできたので、救急車は呼ばずにその日は過ぎました。当時、母は保険外交員の仕事をしており、そのうえ家事もこなしていたので、私たち家族は安易に「今までの疲れが一気にでたのだろう」と思っていたのです。

2〜3日後に母は回復し、近所の診療所に行って診てもらいました。医者には「過労」と診断され、それからは普段通りに家事をこなしていました。これが運命の分かれ目だったのでしょう。もしも診療所ではなく、専門の病院で精密検査をしていたら助かっていたかもしれません。

最初に倒れてから一週間が過ぎて、母はすっかり元気になりました。家族もすっかりいつも通りの生活にもどりつつありました。

そして私が学校に出かけようとしたところ、母は機嫌よく「今日はすごく調子がいいのよ」と言っていました。しかし皮肉なことに、それが母の最後の言葉になってしまったのです。

私が帰宅して母の様子を見ると、母は布団の中で意識を失っていました。それから一度も意識を回復することなく、集中治療室から出ることもなく約2か月後に亡くなりました。

享年54。それまで母は病気をすることもなく健康そのものだったのですが、人の命は本当にあっけないものです。もし、いつもと少しでも違う頭痛を感じたら、すぐに脳外科に行くことをおすすめします。早期に治療すれば助かる確立はグッと上がるはずです。

くも膜下出血の予防効果が期待できる果物

くも膜下出血に効くとされる果物は特にありませんが、普段から高血圧の予防をするように心がけましょう。また、興奮やストレス、りきみなどで頭や首筋などに激しい痛みを感じたら、一刻も早く脳の検査を受けるようにしてください。

※ご注意・・・ここで紹介している例はすべての人に当てはまるわけではありません。あくまでも参考程度にお考えください。また、すでに病気を患っていらっしゃる方は、まず医師にご相談ください。

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