さくらんぼの保存方法

さくらんぼはあまり日持ちせず、できれば収穫後2~3日、遅くても4~5日くらいには食べ切りたい果物です。すぐに食べ切れない場合、どのように保存すれば本来のおいしさをキープできるのかを見ていきましょう。

冷暗所で保存して早めに食べ切る

さくらんぼを購入したら、なるべく早く消費することが大切です。ポリ袋に入れるなどして直射日光の当たらない冷暗所で保存し、食べる2~3時間前に冷やして味わいましょう。購入後すぐに食べたいときは、冷水にさっと通して冷やすとおいしく食べられます。

パックや箱のままポリ袋に入れて冷暗所で保存します

その日に食べないなら冷蔵庫の野菜室

さくらんぼの保存環境としては10~15度くらいの場所がよいとされます。しかし、さくらんぼの旬の時期は6月から7月頃。気温が高まる時期なので、室内でそのような場所を確保するのは難しいでしょう。

そのため、翌日以降に食べるなら冷蔵庫の野菜室のほうが安心です。ただ、さくらんぼは高温だけでなく強い冷気も苦手。保存温度が低すぎても傷んでしまうので、パックを新聞紙などで包んで、冷気が当たりにくいようにしてください。また乾燥も大敵なので、さらにポリ袋に入れておきます。

なお、冷やし過ぎるとさくらんぼの甘味を薄く感じることがあるので、長時間冷蔵していた場合は、食べるちょっと前に冷蔵庫から出しておくとよいでしょう。

翌日以降に食べるなら新聞紙で包んでポリ袋に入れて冷蔵しておきます

キッチンペーパーで包むとより安心

少し面倒ですが、果実をキッチンペーパーで包んでからパックに入れておくという方法もあります。プラスチック容器のまま冷蔵庫に入れると、先にも述べたように冷えすぎたり乾燥したりすることがあるので、キッチンペーパーで包むことで果実を冷気と乾燥から守るというわけです。

乾燥&冷えすぎ対策としてキッチンペーパーで包んでおくという方法もあります

冷凍すればシャーベットに

長期保存したいなら、丸ごと冷凍してしまいましょう。水洗いをしてしっかりと水気をふき取り、ラップで包んでから保存用袋に入れて冷凍庫へ。

食べるときは常温または冷蔵室に移して自然解凍し、半解凍の状態で食べるとシャーベット風に楽しめます。少し手間はかかりますが、あらかじめ果実を半分にカットして種を取り出しておくと、食べる時に楽です。

食べきれないほどある場合は冷凍しておくと長期保存が可能。生で食べるのとはまた違った食感が楽しめます

●このページでは実際に試した経験も踏まえて、一般的な果物の保存方法をまとめています。しかし鮮度保持やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのに日持ちしなかった場合はどうぞご容赦ください。また矛盾はしますが、果物は新鮮なうちになるべく早く食べ切ることをおすすめします。