香酸柑橘の保存方法

「ゆず」「すだち」「かぼす」「だいだい」といった酸味の強い香酸柑橘は、豊かな香りとさわやかな酸味が持ち味です。風味を損なわずに保存する方法を見ていきましょう。

冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存

香酸柑橘は乾燥を防ぐためポリ袋に入れておきます。すだちやかぼすは果皮が緑色の状態で売られていますが、暖かい部屋に置いておくと数日ほどで果皮が黄色くなり、風味が減少していきます。

そのため気温の低い5~8度くらいの場所で保存するのが理想です。冬場は冷暗所でもかまいませんが、基本的には冷蔵庫の野菜室に入れたほうが長持ちます。また新聞紙で包んでからポリ袋に入れておくと、より乾燥を防止できます。

「すだち」や「かぼす」などは時間が経つと緑色から黄色になってしまいます。冷蔵保存して早めに使用しましょう

量が多い場合は小分けする

柚子やすだちなどをたくさん入手したときは、2~3個ずつ新聞紙で包んでポリ袋に入れておきます。小分けしておけば、もしも傷んだ果実があっても傷みが移るのを最小限にとどめられます。

量が多い場合は数個ずつ小分けして保存しておくのがおすすめです

冷凍すれば長期保存も可能

できるだけ長く保存したいなら、冷凍しておきましょう。丸ごとでもよいですが、1/4サイズにくし形にカットしてからでもOK。くし形にしておくと、使いたいときに少しずつ消費できて便利です。

丸ごとのものは保存用袋に入れ、カットしたものはラップでピッタリ包んでから保存用袋に入れて冷凍庫へ。保存期間は1か月くらいが目安です。

使い切れない場合は、果実を丸ごとまたはカットして冷凍しておきます

果汁を絞って冷凍する

果汁を絞って冷凍しておくという方法もあります。すだちやかぼす、ゆず、だいだいなどの絞った果汁を製氷皿に入れて凍らせておくと、普通の氷のように1個ずつ使用できてとても重宝します。

果汁が凍ったら、タッパーや保存用袋などに入れて、1か月くらいで使い切るようにしましょう。

絞った果汁を製氷トレーに入れて凍らせておけば、必要に応じて少量ずつ利用できます

●このページでは実際に試した経験も踏まえて、一般的な果物の保存方法をまとめています。しかし鮮度保持やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのに日持ちしなかった場合はどうぞご容赦ください。また矛盾はしますが、果物は新鮮なうちになるべく早く食べ切ることをおすすめします。