マルメロの保存方法

マルメロはかりんによく似た果実で香りがよく、果肉をハチミツやシロップで漬けたり、果実酒に使用したりします。熟したものは果皮が黄色くなりますが、黄緑色のものはまだ未熟な状態です。それぞれの保存方法を確認していきましょう。

新聞紙に包んで冷暗所で保存

果皮が黄色くなったマルメロは熟しています。ある程度は日持ちしますが、すぐに使わない場合はポリ袋に入れるか新聞紙で包むなどして、冷暗所で保存。香りが強くて濃い黄色のものは早めに使い切るようにしましょう。

全体が黄色くなっているマルメロは新聞紙で包むなどして涼しい場所で保存し、早めに使用します

緑色の未熟果は常温で追熟

果皮に黄緑色が目立つ果実はまだ熟していないので追熟が必要です。乾燥しないよう新聞紙で包むか、ポリ袋に入れるなどして常温保存し、黄色くなったら使用します。熟すまでの時間は果実の状態や環境によって異なりますが、数日から2週間くらいが目安です。

なお、ポリ袋を密封するとカビが発生する恐れがあるので、ポリ袋の口は閉じず、果実の様子を時々確認するようにしましょう。

果皮に緑色が目立つ場合は、常温でしばらく追熟させ、黄色くなってきたら使います

果実酒やはちみつ漬けで長期保存

熟したマルメロは、果実酒やはちみつ漬け、シロップ漬けなどに加工します。長期間保存することになるので、瓶をしっかり熱湯消毒しておくことが重要です。漬け込む期間は1か月ほどで、その後数か月くらい保存することができます。ただし一度瓶のふたを開けたら早めに消費してください。

マルメロの食べ方はこちらで紹介しています。「マルメロの食べ方」のページ

皮つきのまま薄くスライスして蜂蜜に漬けておけば、1か月ほどでできあがります

●このページでは実際に試した経験も踏まえて、一般的な果物の保存方法をまとめています。しかし鮮度保持やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのに日持ちしなかった場合はどうぞご容赦ください。また矛盾はしますが、果物は新鮮なうちになるべく早く食べ切ることをおすすめします。