パイナップルの保存方法
パイナップルは、同じ熱帯果物のバナナやマンゴーなどのように追熟するわけではありません。本来ならすぐに食べ切るのが望ましいですが、やむを得ず保存することもあるでしょう。ここではパイナップルをおいしく味わうための保存方法を見ていきます。
新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ
購入後1~2日で食べるのであれば、新聞紙などで包んで冷暗所に置いておき、食べる2~3時間くらい前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。
2~3日後に食べるなら、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。葉の部分が邪魔なら切り落としてもOK。果肉を切らないように注意して、葉の根元を1~2cmくらい残すようにカットしましょう。
葉を切ってから新聞紙で包んで冷蔵しておきましょう
追熟しないので早めに消費
パイナップルは熟した状態で収穫するので、長期間置いても甘味が増えたりはしません。手に入ったら鮮度のよいうちに食べましょう。
ただ、酸味が強いものは2~3日ほど置いておくと少し酸味がやわらぐことがあります。酸味が苦手なら少し置いてから食べるというのも1つの方法です。
なお、新鮮なものは数日は日持ちしますが、やわらかさを感じるものや、香りが強いもの、果皮が濃い黄色のものなどは、早く食べ切るようにしてください。
強い芳香があったり少しやわらかさを感じるパイナップルは早めに食べましょう
カットしたものはラップで包んで冷蔵
食べ切れないときは、半分または1/4にカットしたものを皮つきのまま冷蔵保存しておきます。ラップでぴったりと包んでポリ袋に入れてておきましょう。
スーパーでカットフルーツとして売られているものは、なるべくその日のうちに食べ切るようにしてください。
半分にカットしたものはラップで包んで冷蔵し、早めに食べ切りましょう
冷凍してシャーベットに
長期保存したい場合は、冷凍することも可能です。果肉を適当なサイズにカットして、ラップで小分けして包み、保存用袋に入れておきます。食べる時は、自然解凍のほか、半解凍でシャーベットのように食べたり、凍ったままアイスのように食べることもできます。
ひと口サイズにかっとしてから冷凍しておけばパインアイスが楽しめます
逆さに置いておくと甘くなる?
パイナップルはお尻の部分に糖分が溜まりやすく、葉に近い部分よりもお尻のほうが甘くなります。そのため頭とお尻を逆さにして置いておくと、糖分が頭のほうに回って甘味が行き渡るともいわれます。実際に甘味が分散するかどうかは不明ですが、気になる方は試してみてはいかがでしょう。
パイナップルの食べ方はこちらで紹介しています。「パイナップルの食べ方」のページ
葉をカットして逆さにして新聞紙で包んで置いておきます