スイカの保存方法

すいかは新鮮なものであれば多少日持ちしますが、気温の高い場所や低すぎる場所にずっと置いておくと食味の低下が早まってしまいます。また、大玉すいかと小玉すいかでは少し保存方法が異なるので確認しておきましょう。

丸ごとのすいかは冷暗所へ

大玉すいかも小玉すいかも、基本的には冷暗所で保存します。保存に適した温度は12~15度くらいとされ、保存環境や鮮度がよければ収穫後1週間から10日くらいは大丈夫です。

とはいえ、すいかのおもな出回り時期は初夏から夏。その時期に一般家庭で13度前後を保てる場所はほとんどないのが現状です。そのため冷房の効いた部屋や北側の部屋に置くなど、なるべく涼しい場所に置いておき、新鮮なうちにおいしく味わいましょう。

購入したときにすでに収穫から日が経っているものはあまり日持ちしません。ツルやツルの跡が茶色くなったものは早めに食べ切るようにしてください。

ちなみに、すいかは少し冷やして食べるとよりおいしく感じられます。ただし冷やしすぎると甘味を薄く感じることがあるので、食べる2時間くらい前に冷蔵庫で冷やすとよいでしょう。

気温の高い場所だと食味の低下が早まるので、冷暗所で保存して早めに食べましょう

夏のぜいたく

この大玉すいかはツルがきれいな緑色。鮮度のよい証拠です

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こちらは切り口が茶色くなっているので日持ちしません。早く食べるようにします

冷蔵庫の野菜室で保存する

冷暗所がなくて常温保存が不安な場合は、冷蔵庫の野菜室に入れておきます。小玉すいかはサイズが小さくて冷蔵保存しやすいのが魅力ですが、大玉すいかに比べて皮が薄くて冷えやすいので、新聞紙で2~3重に包んでおくとよいでしょう。

涼しい場所がなければ新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存します

大玉すいかはバケツや保冷剤を活用

大玉すいかを丸ごと冷蔵庫に入れるのは無理、というときは水を張ったバケツに入れたり、段ボール箱に保冷剤を入れて冷やすというやり方を試してみてはいかがでしょう。これなら温度を少し下げた状態で保存できます。

保冷剤を使う際は、保冷剤がすいかに直接さわらないようタオルで包むなどしておきます。また時々、保冷剤の様子を確認し、効果が薄まってきたら交換しましょう。大きなクーラーボックスや発泡スチロールがあると保冷効果が高まります。

バケツに水を張って大玉すいかを入れて、涼しい場所に置いておきます。気温が高いときは氷を少し入れておくと冷たさが持続されます

常温で大玉すいかを冷やしたいときは、保冷剤をタオルで包むなどして横に置いておくという方法もあります

カットすいかはラップして冷蔵保存

すいかは皮が厚いので丸ごとのままだと日持ちしますが、カットしたものは日持ちしません。ラップでピッタリと包んで冷蔵保存して、なるべく早く食べ切りましょう。

カットしたすいかは表面が空気にふれないようにラップで包んで冷蔵庫へ

冷凍してスムージーなどに

量が多くて食べきれない場合は、果肉を1口サイズにカットして冷凍しておくと1か月ほど保存できます。種を取ってラップで包んでから保存用袋に入れて冷凍庫へ。半解凍の状態でシャーベットのようにして食べたり、牛乳と砂糖と一緒にミキサーにかけるとすいかスムージーが味わえます。

適当なサイズに切って種を取り出し、ラップで包んで冷凍しておきます。これを半解凍の状態で牛乳と砂糖と一緒にミキサーにかけるとスムージーになります

●このページでは実際に試した経験も踏まえて、一般的な果物の保存方法をまとめています。しかし鮮度保持やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのに日持ちしなかった場合はどうぞご容赦ください。また矛盾はしますが、果物は新鮮なうちになるべく早く食べ切ることをおすすめします。