おいしいアセロラの選び方

生のアセロラはあまり流通しておらず、選べるほど数がないかもしれません。ただ、直売所や高級スーパーなどでは、ごくたまに見かけることがあるのでポイントを押さえておきましょう。

果皮が濃い赤色に染まっている

アセロラは熟すにつれて果皮が緑→黄色→赤色へと変化していき、赤く熟した果実を収穫します。そのため色が淡いものよりも、鮮やかな濃い赤に着色しているものがおすすめです。

ただし、着色が濃すぎて黒っぽくなったものは熟しすぎていたり、鮮度が落ちている可能性が高いので気をつけてください。

アセロラ[酸味種]

これは宮城県産の酸味種のアセロラです。濃い赤色でちょうど完熟している様子。食べてみるとさくらんぼのような食感で、糖度も11度前後あり甘酸っぱくジューシーでした

アセロラ

アセロラは真っ赤に熟したものを収穫します。アセロラでジュースやジャムを作ってみたい、生のまま食べてみたいという方は、見つけたらチャレンジしてみてください

ふっくらとして果皮に張りがある

果皮に張りがあり、果実がふっくらとしているかも要チェック。1粒1粒がプリプリとしていて、みずみずしさを感じられるかを確認しましょう。

アセロラ[酸味種]

同じく宮城県産のアセロラ。果皮に張りがあり、きれいな外観をしています

傷や黒ずみがないか確認

果皮がしなびていたり、傷が見られるものは食味が低下しています。アセロラは追熟しないので鮮度が大切。表面にシワや変色などがあるものは避けましょう。

フロリダスイート

「フロリダスイート」というアセロラ。これは糖度が13~14度と甘味が強くておいしかったのですが、鮮度が少し低下気味。パックの中に若干傷んだものも入っていました

アセロラの一番甘い部分はどこ?

当サイトがこれまでに計測したアセロラの糖度データです。

アセロラの糖度は9.7~14.3度の範囲でしたが、測定した個数が少ないので平均値は計算していません。また、糖度計は酸味にも反応するため、酸味の強いアセロラの糖度は高めになります。

アセロラの糖度分布

糖度(参考値) 9.7~14.3度

●このページでは実際に食べた経験も踏まえて、一般的な選び方をまとめています。しかし糖度やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのにおいしくなかった場合はどうぞご容赦ください。
●糖度の数値は当サイトが独自に計測したものです。「Brix値(ブリックス値)」は「%」で表されますが、ここではわかりやすく「度」で表示しています。また、使用している簡易糖度計では、糖分だけでなくクエン酸などの「酸」も計測されてしまうため、必ずしも糖分だけの結果とはなりません。それを踏まえたうえでご覧ください。
●糖度が高い=おいしい、ということではありません。しかし、平均値よりも糖度が高いものは実際においしく感じるものが多いです。
●糖度を測定した個数は約10~200個と果物によって異なります。品種の重複はありますが、例えばあんずは10品種(12個体)で、いちごは91品種(118個体)を計測しています。
●糖度分布があるイラストは、わかりやすくするため大げさな色分けにしています。