おいしいチェリモヤの選び方

チェリモヤ、アテモヤ、釈迦頭(バンレイシ)は流通量が少なく、それほどお店に並んでいません。でもこれらの熱帯果物はどれもとろけるような口当たりで甘味が強く、少し酸味もあって濃厚な味わいを楽しめます。

明るい黄緑色で丸みを帯びた形

チェリモヤはうろこ状の模様がなるべく均一なもの、アテモヤは果皮の突起がしっかりしたものがよいでしょう。釈迦頭(しゃかとう)は果皮の丸い粒が大きめで、溝がくっきりとしたものがよいとされます。いずれも明るい黄緑色で、ふっくらと全体が丸みを帯びた形をしているものがおすすめです。

ヒラリーホワイト

これは「ヒラリーホワイト」というアテモヤ。きれいな黄緑色で突起がツンツンしています

ヒラリーホワイト

3日後に食べるとちょうど完熟で、ヨーグルトのような甘酸っぱさが堪能できました

弾力や芳香を感じたり黒みが出れば食べ頃

チェリモヤ、アテモヤ、釈迦頭は追熟する果物で、店頭では完熟前のかたい状態で売られていることがあります。すぐに食べるなら熟したもの、数日後に食べる予定なら完熟前の少しかたい果実を選びましょう。

食べ頃になると果皮に弾力が出て、少しやわらかさを感じます。また、熟すと表面に黒いシミのようなものが現れたり、甘い香りもしてくるので、この点をチェックしてください。しっかり熟したものは、ソフトな舌触りで強い甘味を味わえます。

バンレイシ(国外撮影)

この「釈迦頭」は黒ずみがあちらこちらに出ていて、さわると少し弾力がありました。食べてみると果肉はトロッとしていてほのかに酸味もあり、糖度は21.7度でかなり甘味が強かったです

黒すぎるものは一か八かの勝負

なお、完熟がピークを少し超えると黒色が広がり、一見すると傷んだように見えることがあります。過熟でなければこの状態のものは甘味が強くて美味。あえてこのくらいのものを好む人もいるようです。しかし、傷みはじめている可能性もあるので、一か八かの勝負だと思ったほうがよいでしょう。

アテモヤ

見切り品コーナーにあったアテモヤ。果皮がだいぶ黒くなっています

アテモヤ

カットすると果皮に近い部分が変色していました。でも白い部分の果肉はクリーミーな口当たりで、これでもかというほどの濃厚な甘さ。糖度を測ったら23.9度もありました

レッドアテス

釈迦頭(釈迦頭)には果皮の赤い「レッドアテス」もあります。これも果皮が黒ずんでいましたがちょうど食べ頃で、バニラクリームのような味わいで美味でした

かたいものは追熟させる

完熟前のかたいものは、常温で保存しておくと追熟が進み、数日ほどで食べ頃になります。すぐに食べないならこのような果実を選び、好みの状態で味わいましょう。

ちなみに、お店によっては冷蔵ケースに陳列されていることもありますが、チェリモヤは約8度以下で保存すると低温障害が起こる場合があるので、未熟なものが冷やされている場合は避けたほうが無難です。

チェリモヤの食べ方はこちらで紹介しています。「チェリモヤの食べ方」のページ

チェリモヤ

2月に購入したチェリモヤ。黄色みがかった緑色で、ほんの少しだけ黒ずみが出ています

チェリモヤ

もう少し熟させてみようと9日間常温保存したら、全面が薄黒くなりました

チェリモヤ

食べてみると強い甘味の中に少し酸味があり、こってりとした味わい。1/4の量で満足できるほど濃厚でした

チェリモヤ

このチェリモヤは、お店でこの状態になっていたので食べ頃かと思いきや、かたくて食べられませんでした。冷蔵ケースに入っていたので低温障害だったのかもしれません

●このページでは実際に食べた経験も踏まえて、一般的な選び方をまとめています。しかしながら糖度やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのにおいしくなかった場合はどうぞご容赦ください。
●糖度の数値は当サイトが独自に計測したものです。「Brix値(ブリックス値)」は「%」で表されますが、ここではわかりやすく「度」で表示しています。また、使用している簡易糖度計では、糖分だけでなくクエン酸などの「酸」も計測されてしまうため、必ずしも糖分だけの結果とはなりません。それを踏まえたうえでご覧ください。
●糖度が高い=おいしい、ということではありません。しかし、平均値よりも糖度が高いものは実際においしく感じるものが多いです。
●糖度を測定した個数は約10~200個と果物によって異なります。品種の重複はありますが、例えばあんずは10品種(12個体)で、いちごは91品種(118個体)を計測しています。
●糖度分布があるイラストは、わかりやすくするため大げさな色分けにしています。