おいしいキワノの選び方

キワノはあまり流通していないフルーツですが、プルプルとした黄緑色の果肉は透明感があって美しく、料理の飾り付けやヨーグルトのトッピングなどに便利です。高級スーパーや直売所などで売られていることがあるので、興味があれば試してみてください。

表面に傷がなく重量感がある

キワノはふっくらとしたきれいな楕円形をしていて、表面に傷がなく、なるべくツノが折れていないものを選びます。持ったときにずっしりと重さを感じられるかどうかも確認しましょう。

キワノ

きれいな楕円径でふくよかな形をしたキワノ。トゲがピンとしていてきれいな外観です

キワノ

果肉はゼリー状になっていてプルンとした食感です。ただし甘味はほとんどなく、あっさりとした味。これをサラダに散らしたり、ヨーグルトやアイスにのせたりして、おしゃれに飾りましょう

果皮が濃いオレンジ色だと完熟

キワノは未熟な内は果皮が緑色で、完熟するにつれ黄色、さらに鮮やかなオレンジ色へと変化していきます。そのためすぐに食べるなら、濃いオレンジ色のものを選びましょう。キワノはもともと味があっさりしていますが、未熟果は青っぽい味がしておいしくありません。

ただし、オレンジ色に着色していても、まれに青っぽい味が残っていることがあります。果皮がオレンジ色でも利用する前に味を確認したほうがよいでしょう。

キワノ

これは果皮が濃いオレンジ色に染まったキワノです。食感はプルプルですが、ちょっと青臭さを感じました

未熟な緑のものは追熟させる

緑~黄色のキワノしか売られていない場合は、しばらく常温で置いておき追熟させてください。キワノは収穫したあとでも少しずつ熟していくので、未熟なものはすぐに食べないで色の変化も楽しみましょう。全体がオレンジ色になったら食べ頃です。

キワノの食べ方はこちらで紹介しています。キワノはヨーグルトに混ぜたり、蜂蜜をかけて食べるのがおすすめです。「キワノの食べ方」のページ

キワノ

このキワノは果皮が緑色の状態なので追熟してから食べます

キワノの一番甘い部分はどこ?

当サイトがこれまでに計測したキワノの糖度データです。

測定した個数が少ないので参考になりませんが、キワノの糖度は4.7~6.6度の範囲でした。

キワノの糖度分布

糖度(参考値) 4.7~6.6度

●このページでは実際に食べた経験も踏まえて、一般的な選び方をまとめています。しかし糖度やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのにおいしくなかった場合はどうぞご容赦ください。
●糖度の数値は当サイトが独自に計測したものです。「Brix値(ブリックス値)」は「%」で表されますが、ここではわかりやすく「度」で表示しています。また、使用している簡易糖度計では、糖分だけでなくクエン酸などの「酸」も計測されてしまうため、必ずしも糖分だけの結果とはなりません。それを踏まえたうえでご覧ください。
●糖度が高い=おいしい、ということではありません。しかし、平均値よりも糖度が高いものは実際においしく感じるものが多いです。
●糖度を測定した個数は約10~200個と果物によって異なります。品種の重複はありますが、例えばあんずは10品種(12個体)で、いちごは91品種(118個体)を計測しています。
●糖度分布があるイラストは、わかりやすくするため大げさな色分けにしています。