おいしいメロンの選び方

メロンは基本的にかための状態で収穫し、追熟させることで果肉がやわらかくなり、甘くてジューシーな味わいになります。店頭では追熟が進んだ食べ頃のメロンと、完熟前の少しかためのものが混在しているので、食べる日に合わせて選びましょう。

熟すと甘い香りがしてお尻に少し弾力

購入後1~2日で食べるなら、ほぼ完熟に近い状態のものを選びます。数日後に食べるなら果肉がかためのものを購入して、涼しい場所で追熟させればOKです。

熟しているメロンは、甘い香りが漂っていたり、お尻の部分をさわると少し弾力を感じます。ただし売り物を強く押すのはNGです。判断しにくい場合はお店の人に確認してください。

オレンジハート

この「オレンジハート」という赤肉メロンは甘い香りが漂っていて、お尻に少し弾力がありました

オレンジハート

カットすると完熟状態。中央部分の糖度が16度以上と甘く、とろけるような口当たりでおいしかったです

ツル付きはツルがしなびたら完熟

ツル付きの場合、T字の細いほうのツルが少ししおれてくると食べ頃。ツルがみずみずしくピンとしているものは、まだ完熟していません。すぐ食べるならツルの片方がややしんなりしたものを選びましょう。なお、贈答用の場合はツルがいくらか元気なほうがよいでしょう。

アールスメロン

この「アールスメロン」はツルがピンとしているのでまだ完熟手前。もう少し追熟が必要なので、涼しい場所に置いておきます

アールスメロン

6日後、ツルが少ししんなりしたのでカットしてみたらちょうど食べ頃でした。16度前後と糖度が高くみずみずしくておいしかったです

クラウンメロン

このようにツルが2本ともしおれた状態になっているものは熟しているのですぐに食べましょう。このクラウンメロンはやや過熟気味でしたが、甘味をしっかり感じて果汁も豊富でした。ちなみに糖度は14度前後

熟すと果皮が少し黄色みがかるものも

果皮の色は品種にもよりますが、「夕張メロン」や「ユウカ」などのネットメロンは熟すと緑色から黄色みがかった色になっていくので、この点も目安にしてください。ただし黄色過ぎるものや、やわらか過ぎるものは過熟な場合があるので避けたほうが無難です。

夕張メロン

6月に購入した「夕張メロン」です。まだ果皮が緑色をしています

夕張メロン

1日置いておくと黄緑色になってきました。食べてみると甘味が強くて果肉もなめらかで風味豊かでした※反対側の面を撮ってしまったので網目模様が上のものとは違っています

均等の取れた丸い形で重量感がある

どの品種にもいえることですが、均等が取れた丸みのある形で、ずっしりと重みを感じるものを選びましょう。「ハニーデューメロン」や「プリンスメロン」「ホームランメロン」「キンショーメロン」など、表面がツルツルのメロンは、なるべく果皮に傷がなく、なめらかなものがおすすめです。

キンショーメロン

網目がなく表面がすべすべとしたメロンは、バランスのよい形のものを選びます。この「キンショーメロン」は中央部の糖度が14度くらいで、サクサクとした歯ごたえで上品な甘さでした

ネットメロンは網目が細かく盛り上がっている

「アールスメロン」などのネットメロンは、網目が細かく広がっていて、クッキリと盛り上がったものが良品とされます。順調に成長したメロンはきれいな網目模様になるので、とくに贈答用にするなら見た目もしっかりチェックするとよいでしょう。

なお、見た目が悪くても中にはおいしいものもあります。このようなものは価格がお手頃なことが多いので、自宅用であればチャレンジしてみてもよいかもしれません。

アールスメロン

網目が深いもの(奥)と浅めのもの(手前)を食べ比べてみたところ、味に違いはなくどちらも甘くてジューシーでした。糖度は深いほうが14.8度、浅いほうが15.3度で、浅いほうが少し高かったです

クラウンメロン(ネット粗い)

これはネットの粗い「クラウンメロン」。糖度を測ってみると高い部位でも12.5度とやや低くてあっさりとした甘さ。過熟だったようで食感がぐじゅっとしていました

肥後グリーン

こちらは網目が粗い「肥後グリーン」です。見た目はよくありませんでしたが、中央付近の糖度は約18度と十分な甘さがありジューシーでした

メロンの一番甘い部分はどこ?

当サイトがこれまでに計測したメロンの糖度データをもとに、果実のどの部分が甘味が強いのかをイラストで紹介しています。また平均糖度も計算しました。

軸の付いているほうを「上」、お尻側を「下」とし、さらに皮側を「外側」、タネに近い中央部分を「内側」として測定しました。

メロンの一番甘いところは中心部分。外側よりも内側ほうが糖度が高く、真ん中の糖度が高いことがわかります。とくに中央からお尻にかけての部分が甘味が強い場所です。

メロンの糖度分布

平均糖度 約12.6度

外側上の平均糖度 約9.2度

外側中の平均糖度 約10.6度

外側下の平均糖度 約11.6度

内側上の平均糖度 約14.4度

内側中の平均糖度 約15.3度

内側下の平均糖度 約15度

●このページでは実際に食べた経験も踏まえて、一般的な選び方をまとめています。しかしながら糖度やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのにおいしくなかった場合はどうぞご容赦ください。
●糖度の数値は当サイトが独自に計測したものです。「Brix値(ブリックス値)」は「%」で表されますが、ここではわかりやすく「度」で表示しています。また、使用している簡易糖度計では、糖分だけでなくクエン酸などの「酸」も計測されてしまうため、必ずしも糖分だけの結果とはなりません。それを踏まえたうえでご覧ください。
●糖度が高い=おいしい、ということではありません。しかし、平均値よりも糖度が高いものは実際においしく感じるものが多いです。
●糖度を測定した個数は約10~200個と果物によって異なります。品種の重複はありますが、例えばあんずは10品種(12個体)で、いちごは91品種(118個体)を計測しています。
●糖度分布があるイラストは、わかりやすくするため大げさな色分けにしています。