おいしいスイカの選び方

すいかは見た目や手触りでは、なかなか見分けることが難しい果物です。ここでは少しでも手掛かりになるようなポイントを解説していきます。

皮の黒と緑の縞模様がくっきり

すいかは順調に成熟すると、縞の黒い部分が濃くなってくるので、緑と黒の縞模様がくっきりしているものを選びましょう。縞模様の境目をさわるとデコボコに感じるものが良品とされます。

「でんすけ」や「ダイナマイト」「ブラックジャック」などの黒すいかは、果皮が黒っぽくて縞模様が見えづらいですが、同じように縞部分に凹凸感があるか確認してみてください。よく見ると縞のラインが入っています。

ひとりじめ

この小玉西瓜の「ひとりじめ」はシマシマが濃くてきれいな外観。十分な甘味があり果汁も豊富でした

貴ひかり

縞模様がくっきりとしていて、少しデコボコとしていた大玉西瓜の「貴ひかり」。糖度が13度以上と甘く、シャリ感も強くておいしかったです

3Xブラックジャック

黒スイカの「3Xブラックジャック」。真っ黒に見えますが、よくよく見ると細い縞模様があります。糖度は高いところで12.9度あり、甘味が強くてジューシーでした

ずっしりと重く、ツル付きはツルが緑色

果皮がしっかりとしていて、重量感を感じるものを選びます。ツル付きの場合は、ツルが緑色のものが新鮮です。ツルがしなびて枯れてしまったものは収穫から時間が経っています。

縞無双H

きれいなツル付きの「縞無双H」。中央部の糖度は12.5度と十分に甘く、シャリ感もしっかり感じられました

祭ばやし777

この「祭ばやし777」はツルの切り口が茶色になっていました。甘さはありましたが果肉が少しやわらかく、一部フワフワになった箇所もありました

ツルの付け根周辺が少しへこんでいる

ツルの付け根周辺も要チェック。付け根の周りが少しへこんでいるものは完熟していて、甘味が強いといわれます。ツルが切られている場合でも、この部分がへこんでいるか確かめてみてください。

また、反対側の「花落ち」と呼ばれるお尻の薄茶色の部分(果頂部)は、小さいほうが日持ちがよいとされます。

でんすけすいか

写真では少しわかりづらいですが、ツルの付け根周辺が少しへこんでいる「でんすけ」すいか。一番高い部分の糖度は14.1度で、とても甘くて美味でした

音ではやや判断しづらい

音では判断しにくいですが、叩いたときに「ボンボン」という響く音がすればシャキッとしていて、「ボタボタ」と鈍い音がすれば熟れすぎ。逆に高い音がするものは未熟傾向にあるといわれます。ただし売り物を叩くのはマナー違反なので、音での確認はおすすめしません。

カットすいかは種が黒く果肉が締まっている

「カットすいか」は、果肉がきれいな赤色で種が黒く、果肉が締まっているものがよいでしょう。また果肉の赤色と、果皮の白色の境目がはっきりしているものがおすすめです。

虎太郎

この「虎太郎」は果肉が濃い赤色で、果皮との境界線もくっきり。果肉がしっかりしていて、糖度が11.9~14.8度と高く、皮付近まで甘味がありました

スイカの一番甘い部分はどこ?

当サイトがこれまでに計測したスイカの糖度データをもとに、果実のどの部分が甘味が強いのかをイラストで紹介しています。また平均糖度も計算しました。

すいかは6か所の糖度を計測しています。皮に近いほうを「外側」、中心部を「内側」とし、さらに軸が付いているほうが「上」で、お尻が「下」として計測。

一番甘い場所は、内側の中心部ということがわかります。カットする場合、中心部分から放射状に切ると甘さが均等に行き渡りますよ。

スイカの糖度分布

平均糖度 約10.8度

外側上の平均糖度 約9.2度

外側中の平均糖度 約9.8度

外側下の平均糖度 約9.4度

内側上の平均糖度 約11.7度

内側中の平均糖度 約13度

内側下の平均糖度 約11.5度

●このページでは実際に食べた経験も踏まえて、一般的な選び方をまとめています。しかしながら糖度やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのにおいしくなかった場合はどうぞご容赦ください。
●糖度の数値は当サイトが独自に計測したものです。「Brix値(ブリックス値)」は「%」で表されますが、ここではわかりやすく「度」で表示しています。また、使用している簡易糖度計では、糖分だけでなくクエン酸などの「酸」も計測されてしまうため、必ずしも糖分だけの結果とはなりません。それを踏まえたうえでご覧ください。
●糖度が高い=おいしい、ということではありません。しかし、平均値よりも糖度が高いものは実際においしく感じるものが多いです。
●糖度を測定した個数は約10~200個と果物によって異なります。品種の重複はありますが、例えばあんずは10品種(12個体)で、いちごは91品種(118個体)を計測しています。
●糖度分布があるイラストは、わかりやすくするため大げさな色分けにしています。