ドリアンの保存方法
その見た目と独特のにおいで圧倒的な存在感を放つ熱帯フルーツのドリアン。最近ではスーパーなどで目にする機会も多くなりましたが、どう扱えばよいかわからない人も多いでしょう。ここではそんなドリアンの保存方法を見ていきます。
熟す前のものは常温で追熟
ドリアンは熟すと特有のにおいが漂い、殻が少し割れることもあります。殻が緑色のものや、まったくにおいがせず殻も割れていないものは、しばらく常温保存して追熟させましょう。しっかりと熟させることで濃厚な味わいを楽しめます。
追熟させるときは、ドリアンを新聞紙などで軽く包んで涼しい場所で保存。高温多湿の場所だとカビが生える恐れがあるので注意が必要です。

緑がかっていたり、においがまったくしないものは、新聞紙などで包んで数日置いておくとよいでしょう

このような薄茶色のものは食べ頃です
熟したものは早めに消費
殻が少し割れてきたり、割れていなくてもお尻の部分にドリアン特有の香りがしてきたら熟した合図。このまま置いておくと部屋ににおいが漂うので、できるだけ早く消費しましょう。すぐに食べない場合は、果肉だけを取り出して下のやり方で保存します。
なお殻の割り方は、殻に包丁を縦方向に入れて半分にカットし、さらに1/4に切れば果肉を取り出せます。殻はかたくてトゲもあるので、切る際には手袋をしましょう。

殻を半分にカットすると、このような感じで果実が入っています
果肉をラップまたは保存用袋で密封
果肉だけの状態にしたものを保存する場合は、果肉をラップでしっかりと包み、においがもれないようにさらに保存用袋などに入れて冷蔵しておきます。保存期間は数日程度。なるべく早く食べ切りましょう。
ちなみに、むいた殻もにおいがするので、ゴミとして出す際には注意が必要です。そのままだと殻のトゲでゴミ袋がやぶけるので、新聞紙や紙袋などで殻を幾重にも包んでからポリ袋に入れ、さらにゴミ袋も2重にしておくとよいでしょう。

食べきれなかった場合は、においがもれないように果肉をラップでぐるぐると包み、さらに保存用袋に入れて冷蔵しておきます
冷凍すれば長期保存が可能
長期保存したい場合は、果肉を冷凍しておきます。冷蔵保存と同様に、果肉をラップでピッタリと包み、保存用袋に入れて冷凍庫で保存。1か月くらいを目安に食べきるようにします。なお、果肉の中の種はそのままの状態で冷凍して大丈夫です。解凍するかまたは半解凍の状態で味わいましょう。
ドリアンの食べ方はこちらで紹介しています。「ドリアンの食べ方」のページ

冷凍の仕方は冷蔵保存と同様でラップと保存用袋を使って果肉を冷凍します