スターフルーツの保存方法

スターフルーツは比較的日持ちする熱帯果物ですが、未熟な緑色の果実と、熟した黄~オレンジ色のものでは保存方法が異なります。それぞれどのように保存すればよいのかをチェックしましょう。

緑色~黄緑色は常温で追熟

スターフルーツは、果皮が緑色~黄緑色のものはまだ熟していません。その状態で食べても青っぽい味がするので、黄色~オレンジ色になるまで常温で追熟させましょう。

保存する際は乾燥しないように新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、直射日光を避けて涼しい場所に置いておきます。早ければ数日で色が変わってきますが、気温が低かったりすると1週間以上かかることもあります。

スターフルーツは緑色から濃い黄色に変化したら食べ頃です

緑色のものは常温保存で追熟させましょう

黄色~オレンジ色になれば食べ頃

果皮が黄色~オレンジ色で、果肉が少しやわらくなっていれば熟してきた状態です。冷蔵庫で冷やして食べましょう。できれば濃いオレンジ色になるまで追熟させたほうが、酸味がやわらいで甘味も感じられます。

また角のフチ(稜線)の緑色も要チェック。熟すにつれて緑色が薄くなってきたり、うっすら茶色みがかってきます。

スターフルーツ

これはまだ未熟な状態です

スターフルーツ

約1週間後、果皮がオレンジ色に染まり完熟になりました

完熟果はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ

熟したスターフルーツは2~3日程度なら常温でも大丈夫ですが、鮮度の低下を遅らせたいなら冷蔵庫の野菜室に入れておくとよいでしょう。常温のときと同じように新聞紙などで包んでポリ袋に入れておきます。

スターフルーツはやさしい甘味とさわやかな酸味が楽しめる果物です。基本的にはあっさりとした味で、マンゴーやパイナップルのような濃厚な甘味や香りはありません。見た目が映えるので料理の飾り付けなどに重宝します。

濃い黄色やオレンジ色のものは冷蔵庫の野菜室で保存しましょう

砂糖漬けやジャムで長期保存

甘味が物足りない、という場合は砂糖漬けやジャムにしてみるとよいかもしれません。砂糖漬けは、五角形のフチの部分を削いで(気になる場合は皮もむきます)薄くスライスし、砂糖を溶かしたシロップに浸けてひと煮立ちすればOK。

ジャムは果肉を適当なサイズにカットして半量程度の砂糖をまぶし、水分が出てきたら弱火で煮込んでレモン汁を加え、とろみがついたら完成です。

スターフルーツの食べ方はこちらで紹介しています。「スターフルーツの食べ方」のページ

砂糖とレモン汁を加えて煮込めばスターフルーツのジャムになります

●このページでは実際に試した経験も踏まえて、一般的な果物の保存方法をまとめています。しかし鮮度保持やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのに日持ちしなかった場合はどうぞご容赦ください。また矛盾はしますが、果物は新鮮なうちになるべく早く食べ切ることをおすすめします。