おいしいスターフルーツの選び方

スターフルーツは見た目がかわいいので、パーティー料理の盛りつけなどに大活躍する果物です。流通量が少なく店頭にはあまり並びませんが、なるべく完熟したものを選びましょう。熟したスターフルーツは、シャリっとした食感でジューシーな甘酸っぱさを味わえます。

果皮が濃い黄色~オレンジ色のもの

スターフルーツは未熟なうちは緑色で、完熟すると濃黄色~オレンジ色になります。緑色のものは酸味があり、青臭さもあってあまりおいしくありません。なるべく黄色いもの、できればオレンジ色に近いくらいの濃い色がおすすめです。

スターフルーツ(マライ種)

「マライ種」と書かれていたスターフルーツ。購入時はやや黄緑色が残っていましたが、数日追熟させて、濃い黄色になったところで食べました。糖度は9.1度とやさしい甘酸っぱさでジューシーでした

緑のものは追熟させれば黄色くなる

店頭に緑のものしかない場合は、購入後に常温保存して追熟させましょう。涼しい場所で数日置いておくと黄色~オレンジ色になり、酸味がやわらいで食味がよくなります。

スターフルーツ

このスターフルーツは緑色が残っているので追熟が必要。この状態ではおいしくありません

スターフルーツ

1週間追熟したらオレンジ色になりました。糖度は10.1度あり、果汁が滴るほどジューシーで甘味もありました

重みがあって果皮がきれい

持ったときにしっかりと重みを感じるか、傷や変色がないかなどもチェックします。スターフルーツは基本的に皮をむかず、皮ごとスライスして食べるので、表面にツヤがありきれいなものがよいでしょう(皮の食感が気になる場合は皮をむいてもOK)。

スターフルーツ

このようにフチが茶色っぽくなったものは、見た目がよくありません。スターフルーツは基本的に角の部分を削いで食べますが、これは多めに削ぎ落としたほうがいいですね

できれば樹上完熟がベスト

未熟果を追熟させたものよりも、樹上で完熟させたほうが甘味が強い傾向にあります。直売所などで樹上完熟のものがあれば、ぜひ試してみてください。

スターフルーツの食べ方はこちらで紹介しています。 「スターフルーツの食べ方」のページ

スターフルーツ

樹上でしっかり熟したものは食味が良好。これはまだ収穫前ですが、だいぶ色づきがよくなってきています

スターフルーツの一番甘い部分はどこ?

当サイトがこれまでに計測したスターフルーツの糖度データです。

これまで計測したスターフルーツの糖度の範囲は8.9~10.1度です。測定した個数が少ないので平均値は計算していません。

スターフルーツの糖度分布

糖度(参考値) 8.9~10.1度

●このページでは実際に食べた経験も踏まえて、一般的な選び方をまとめています。しかし糖度やおいしさを保証するものではありません。記事を参考にしたのにおいしくなかった場合はどうぞご容赦ください。
●糖度の数値は当サイトが独自に計測したものです。「Brix値(ブリックス値)」は「%」で表されますが、ここではわかりやすく「度」で表示しています。また、使用している簡易糖度計では、糖分だけでなくクエン酸などの「酸」も計測されてしまうため、必ずしも糖分だけの結果とはなりません。それを踏まえたうえでご覧ください。
●糖度が高い=おいしい、ということではありません。しかし、平均値よりも糖度が高いものは実際においしく感じるものが多いです。
●糖度を測定した個数は約10~200個と果物によって異なります。品種の重複はありますが、例えばあんずは10品種(12個体)で、いちごは91品種(118個体)を計測しています。
●糖度分布があるイラストは、わかりやすくするため大げさな色分けにしています。