スターフルーツ 五歛子 Starfruit
基礎データ DATA
スターフルーツの概要

スターフルーツ(ゴレンシ:五斂子)は、カットした断面が星形(五稜形)に見えることからこのような名前が付けられました。果実の大きさは、長さが5~15cm程度で、幅は4~10cm程度。黄色い果肉はジューシーでほんのり甘酸っぱく、サクサクとした食感です。フルーツの盛り合わせやサラダなどに加えれば華やかなアクセントになるでしょう。
スターフルーツの歴史


スターフルーツの原産地は諸説ありますが、マレー半島やジャワ島、インドなどではないかといわれています。古くから熱帯アジア地域やインド地方などに分布していて、紀元前に書かれた中国の書物「神農本草径」にはスターフルーツとされる「羊桃」の記述があるようです。
ヨーロッパへの伝播の時期は定かではありませんが、オランダの旅行家「リンスホーテン」が16世紀末頃にまとめた「東方案内記」にスターフルーツ(Carambola)の記述が残されています。また、その頃にスペイン人やポルトガル人などによって南米にも広がったようです。
日本へは18世紀末頃に渡来し、沖縄で栽培が行われました。現在では宮崎県や沖縄県、鹿児島県などで栽培が行われています。
スターフルーツの栄養と効能
おもな栄養成分(可食部100g中)
カリウム(140mg)
期待される効能
高血圧予防に効果が期待できるカリウムのほかは目立った栄養素は見られません。スターフルーツは料理やデザートを美しく飾る果実ですので、栄養分はほかのフルーツや食材にまかせましょう。
より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。
栄養成分表を見る
スターフルーツの種類
各地の年間収穫量 スターフルーツ
円グラフと下表の割合(%)が違うときは?
上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。
下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。
上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。
また、ページ上部の「基礎データ」にある「おもな産地」の数値は、下表の割合(シェア)を四捨五入したものです。
出典:農林水産省統計
スターフルーツは沖縄県で栽培されています(沖縄県以外の統計データはありません)。2021年の収穫量は約19トンとなっています。
栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年のスターフルーツの栽培面積は約1ヘクタール。収穫量は約19トンで、出荷量は約19トンです。