ブドウ(葡萄) クイーンルージュ(長果G11)

登録日:2021年10月17日

クイーンルージュ(長果G11)

クイーンルージュ(長果G11)

これは長野県産の「クイーンルージュ」という赤ぶどうです。この秋に本格デビューした新品種で、交配親は「ユニコーン」×「シャインマスカット」。長野県果樹試験場が育成し、2019年に品種登録されました。なお、クイーンルージュは商標名で、正式な品種登録名は「長果G11」といいます。

クイーンルージュ(長果G11)

クイーンルージュは果皮が濃い赤紫色をしていて甘味が強く、皮ごと食べられるのが特徴です。親のシャインマスカットのように果皮が薄くタネもないので、流水でさっと洗ってそのまま手軽に食べることができます。

クイーンルージュ(長果G11)

1房のサイズは400~450gほどで、果粒は楕円形で大粒、また糖度は20度以上と高くて酸味が弱く、ほんのりマスカットの香りも感じられるとのこと。ちなみにシャインマスカットは緑色ですが、ユニコーンは赤色。そしてユニコーンも皮ごと食べられる品種です。

クイーンルージュ(長果G11)

今回購入したクイーンルージュは全体がきれいな赤紫色に着色していて、重さが約490gとやや大きめのサイズ。1粒の重さも15gほどど大きく、果皮に張りがあり丸々としています。

クイーンルージュ(長果G11)

「赤いシャインマスカット」ともいわれているようですが、食べるとシャインマスカットよりも甘味が強いのではと思うほど、かなりの甘さでした。酸味がほとんどないので、とにかくダイレクトに甘味を感じます。糖度を測るとなんと24度! 甘過ぎといってよいほどの甘さです。

香りはシャインマスカットに比べると控えめに感じましたが、皮はサクッとした食感で歯切れがよく、果汁も豊富。甘くて食べやすい品種なので、今後注目されそうですね。

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