インパクトルビー

これは少し前に食べた「インパクトルビー」という赤肉のドラゴンフルーツ（ピタヤ）です。ドラゴンフルーツは店頭で「ドラゴンフルーツ」としか書かれていないことが多いですが、これは沖縄県のオリジナル品種ということもあってか、ちゃんと品種名が書かれていました。

育成したのは農業研究センター名護支所で、果皮は濃い赤紫色をしていて果肉は深いルビー色。2021年に品種登録され、名前のルビーはこの深い果肉の色から、インパクトは市場に驚きを与えたいといった思いから付けられたのだそうです。

見た目は派手ですが、味はさっぱりとしたさわやかな甘さで、果肉はみずみずしくてやわらかいのが特徴。そして栽培面においても、自家結実性なので同一個体で受粉でき、葉状茎のとげも短いことから作業しやすいという利点があります。

今回購入したインパクトルビーは重さが約400gと大玉で、果皮も果肉も濃赤紫色。特に果肉の赤い色素はかなり強く、手で触れると指先にしばらく赤色が残ってしまうほどでした。そのため切り分ける際は衣類に果汁がつかないように注意が必要です。

食べてみるとやさしい甘味とほのかな酸味があり、口当たりがソフト。果汁も豊富で暑い夏にぴったりなのですが、この時期にもう少し甘味がほしいという場合はスムージーにするのもおすすめです。カットした果肉をラップに包んで冷凍しておき、半解凍の果肉と牛乳、砂糖を加えてミキサーにかければできあがり。お好みでバナナを加えたり、マンゴーを入れたりしてもおいしいと思います。

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