キウイフルーツ ブルーノ
登録日:2023年12月25日
ずっと前から食べてみたかったキウイフルーツの「ブルーノ」を入手しました。ブルーノは昔からある品種ですが、スーパーや百貨店はもちろん、直売所などでもなかなか目にすることがありません。以前に収穫前の幼果は見たことがあったものの、熟した果実を手にするのは初めてなのでちょっとワクワクです。
ブルーノの詳しい来歴は不明ですが、この名前はキウイフルーツの商業栽培の黎明期に活躍したブルーノ・ジャスト氏にちなんで付けられたのだそう。調べたところによると、ブルーノ氏は1920年代に多くの苗木を育成していたとの記述があったので、その時期に誕生したのかもしれませんね。
果実は細長い形をしていて、果肉が濃い緑色をしているのが大きな特徴。また、最近のキウイフルーツは甘味が強い傾向にありますが、ブルーノはほどよい甘味と酸味があり、昔ながらの甘酸っぱい味わいとなっています。
さて今回購入したブルーノは、長さが6~6.5cmほどで重さは50~60gくらい。一般的なヘイワードを長細くした感じで、表面にはうぶ毛が生えています。果肉の色はヘイワードよりも深みのある緑色をしていて、完熟果は翡翠のようなきれいなグリーンです。
そして味のほうは、個体によって甘味や酸味のばらつきが多少ありましたが、果肉はやわらかくて果汁も豊富。酸っぱすぎるということはなく、どれを食べてもおいしかったです。ブルーノは台木として使用されることが多い品種なので食べる機会はあまりないかもしれませんが、甘味と酸味を楽しみたい人や、酸味を生かしたジャムやソースを作りたい人にぴったりだと思いました。
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