イチゴ 夏瑞(なつみずき)
登録日:2023年7月23日
これは「夏瑞(なつみずき)」という夏いちごです。北海道で育成された四季成り性のいちごで、株式会社ホーブによって開発されました。2017年(平成29年)に「ペチカほのか」の名前で品種登録され、商標である「夏瑞」のネーミングで流通しています。
一般的な一季成り性のいちごは、冬から春にかけてがシーズン。一方、夏瑞は四季成り性なので夏から秋でも実ります。そのためいちごの供給が少ない暑い時期に販売できるというわけです。なお同社はこれまでに「ペチカ」のほか「ペチカエバー」などいくつかの夏いちごをリリースしています。
夏瑞の特徴は、糖度が高くて果汁が豊富で、香りがよく果実のサイズが大きいということ。果実は円錐形で果皮には光沢があり、大きなものは1粒が40~50gにもなるそうです。夏いちごというとかつては糖度が低かったり、酸味が強かったりというイメージがありましたが、夏瑞をはじめ最近の夏いちごはそういった印象を払しょくするほど味がよくなってきています。
さて、今回入手した夏瑞は15g前後と小さめでしたが、きれいな三角形で、果皮全体が赤く着色。カットすると果肉は白くて、断面は赤と白のコントラストが美しいです。そして糖度を測ってみると、14度前後ありました。
1粒食べると、本当に甘くてジューシーでびっくり。適度に酸味があるので味がしっかりしていて、みずみずしさといちごの芳香が口の中で合わさってとても美味です。夏いちごなのにこんなにおいしいなんて、ケーキやパフェなどの利用はもちろん、そのまま生食するだけでも満足できると思いました。ちなみに夏瑞という名前はそのみずみずしさから命名されたそうなのですが、なるほど納得です。
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