カキ(柿) きよた柿(清田柿)

登録日:2020年11月15日

きよた柿(清田柿)

きよた柿(清田柿)

少し前に愛媛県産の「きよた柿」という柿を購入しました。初めて聞く名前なので調べてみると、愛媛県内子町の特産で、「愛宕(あたご)」の枝変わりとして発見された品種だそうです。愛媛県では古くから愛宕柿の栽培が行われていて、生産量も全国トップ(2017年)なので、成熟期が早い品種が誕生しても不思議ではないですね。名前はひらがなのほか、漢字で「清田柿」と表記されることもあるようです。

きよた柿(清田柿)

誕生した時期などの詳しい情報はわかりませんでしたが、収穫時期が早く、甘味の強い柿とのこと。果実の外観は愛宕と同じく、縦長の釣鐘状で先端がとがった形。サイズは200~300gとやや大きく、果皮は濃いオレンジ色をしています。なお、愛宕柿もきよた柿も完全渋柿なので、脱渋をしてから出荷されます。

きよた柿(清田柿)

今回入手したきよた柿は、重さが150~200gくらいの釣鐘形で、なんとなくですが普段食べている愛宕よりも若干細長いように感じました。果皮は濃く着色していてツヤがあり、カットするとおいしそうな果肉が光っています。

きよた柿(清田柿)

食べてみると果肉は少しやわらかめで、とろりとした口当たり。収穫から少し日が経っていたのかもしれませんが、期待以上の甘味が口いっぱいに広がりました。糖度は17~18度くらいと甘味が強く、ねっとりとした果肉がとてもおいしいです。近年、カリッとしたかための柿が増えていますが、個人的にはソフトな柿も好きなので十分満喫できました。

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