すいかの甘味を均等に分ける切り方(食べ方)は?

中心から放射線状にカットする

ここではスイカの切り方の一例をイラストで紹介しています。すいかの効率のよい切り方を知りたい、甘さにバラツキが出ないよう切り分けたいというときの参考にしてください。

すいかの糖度が最も高い場所は中央部分です。そのため切り方によっては、甘味の少ない場所が出てしまうことがあります。どのように切れば甘味を均等にできるのかを見ていきましょう。

カットすいかは中心部から切り分ける

カットすいかを購入した場合は、真上から見て十字にクロスさせてカットします。こうすることで中央の甘い部分が均等になります。十字だと大きいようなら、6等分や8等分に切ってもOKです。

イラスト右下のように果肉を平行に切ってしまうと、甘味が強い部分に当たるのは数個だけで、端のすいかには糖度の高い部分が入りません。これだとちょっと不公平になってしまいますね。

丸ごとのすいかはピザのようにカット

丸ごとのすいかも基本的な考え方は同じです。半分にカットしたら、あとはピザのように中心から交差して8等分に切り分けていきましょう。これで甘味の強い部分がすべてのすいかに行き渡ります。

さらにこれを半分に切って食べてもよし。また、頂点から2~3切れに分けて皮部分もカットすれば、フォークで食べることができます。

なお、丸ごとすいかをカットする際、縦向きではなく、横向きにしてから半分に切ったほうが種の並びが見えやすくなるのでおすすめです。※詳しくは下記で解説しています

種が少なくなるようにカットする方法

すいかを横に寝転がせて(縞に対して垂直に)半分にカットすると、断面がきゅうりのような感じになります。その断面をよく見ると、羊のツノのようなクルっとした模様が3~4つあるのが分かります。これは栄養を運ぶ「維管束(いかんそく)」というものです。

すいかの種は維管束のカーブに沿って並んでいることが多いので、そのラインに沿って切り分けると、カット面に種が多く集まり、食べるときに取り出しやすくなります。

また、種の少ない部分だけを切り出すことも可能です。維管束の模様と模様の間は種が少なめなので、この部分だけを切り出せば、種の少ない果肉になります。

ただし、この切り方だと残った部分にはもちろん種があるので、なるべく種の並びに沿って切り分けましょう。