
ザクロは果皮が赤く先端がとがっていて、熟すと裂けるという特徴があります。国内では広い地域でザクロの樹を見かけますが、国産ざくろの流通はほとんどなく、店頭で売られているものの多くはカリフォルニア産で、ジュースにはイラン産も使われています。
サイズは直径が6~10cmくらいで、重さは100~300g。果実の中には赤いツブツブがたくさん詰まっていて、この部分を食します。さわやかな甘みと酸味があり独特の食感があります。
食べるときは手で割って、中の赤い果粒をそのまま食べます。中の種はそのまま食べても大丈夫ですが、種が気になるようならはき出すか、あらかじめ絞ってジュースにするとよいでしょう。
なお、手で割れない場合は、先端をナイフでカットし、皮に切れ目を入れると簡単に割れます。また、水を張ったボールに割ったザクロを入れ、手で果粒を取り出すという方法もあります。
旧約聖書や古代の医学書などにも登場しているザクロは、5000年以上前から栽培されていました。昔から健康や美容によいとされており、好んで食べられていたようです。原産地であるイランからシルクロードを通って中国やヨーロッパに伝わり、日本へは平安時代に渡来したといわれています。
果皮が赤く、持ったときに重量感があり、果皮に傷がないものを選びましょう。
皮をむかずにビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すれば数週間は持ちます。状態がよければ2ヶ月以上持つこともあるようです。食べきれない場合は果粒を取り出して密閉容器に入れ冷凍しておくとよいでしょう。
主な栄養成分(可食部100g中)
カリウム(250mg)
注目成分
アントシアニン、タンニン
主な効能
ザクロには抗酸化作用のある「デルフィニジン」「シアニジン」などのアントシアニンや、「エラグ酸」などのタンニン類が含まれているため、生活習慣病予防に効果があるといわれます。
なお、ザクロに女性ホルモンが含まれているということで一時ブームになりましたが、種子に含まれる「エストロン」という成分はごくわずで実際の効果のほどは不明だそうです。また「エストロゲン」は、平成12年に行われた「国民生活センター」による調査によると果汁やエキス錠剤からは検出されなかったとのことです。
より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。
カリフォルニア産のほとんどがこの品種です。250g前後で甘みが強く、ほのかに酸味もあります。ほかにも「グラナダ」や「アーリー・フットヒル」「ロバータ」などがあります。