みかんには「有田みかん」や「愛媛みかん」などいろいろありますが、これらはどれも「温州みかん」のことを指します。実は、温州みかんには「宮川早生」や「南柑20号」などたくさんの品種があるのですが、店頭では品種名ではなく地域の名前をブランド名として販売することが多いのです。また最近は、木の外側だけになっているみかんを厳選した「外なりみかん」や、長崎産の高糖度みかんの「出島の華」などいろいろなブランドみかんが店頭に並んでいます。いろいろ食べ比べて好みの味を見つけてください。
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今から3000万年もの昔にはすでにインド東北部に登場しており、約4200年前には中国で栽培が行われたという記録もあるそうです。日本の「温州みかん」は400年ほど前に中国から伝わった柑橘から偶然生まれた品種で、栽培は明治に入って行われるようになりました。
へたの切り口が小さく、果皮の色が濃く張りのあるもの。また形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選びましょう。糖度は、果実が小さめで果皮が薄くてやわらかいほうが高いといわれます。なお、皮にすり傷があるのはOKですが、日焼けしたものは水分が不足して味が落ちています。
風通しが良くて湿度がやや高く、涼しい場所(3〜8度が適温)で保存します。ただ一般家庭ではこの条件に合った環境を作りづらいので、涼しくて通気性のある場所で保存することを心がけてください。箱で購入した場合、腐ったみかんがあれば排除し、ふたを開けたまま保存します。また、つぶれやすい下のものから食べるようにしましょう。日持ちは、11月頃のみかんは7〜10日、12月頃のみかんは2週間ぐらいが目安です。
主な栄養成分(可食部100g中)
ビタミンC(32mg)、βクリプトキサンチン(1900mcg)、食物繊維(1g)
注目成分
ヘスペリジン
主な効能
美肌効果、風邪予防、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。
カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンAとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化防止にも期待されています。
より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。
9月〜10月頃に出荷されるみかんで、果皮に青みが残っています。果肉はジューシーですが酸味がやや強めなのが特徴。甘酸っぱいのが好きな人におすすめです。また、じょうのう(袋)が比較的薄いので食べやすいのも魅力。主な品種に「日南1号」、「上野早生」、「宮本早生」、「岩崎早生」、「豊福早生」、「崎久保早生」、「大浦早生」、「高林早生」、「山川早生」などがあります。◆ひとり言(肥のあかり)
本格的なシーズン到来を感じさせてくれるみかんです。10月〜11月頃に出荷され、果皮はほぼオレンジ色に染まり、甘みとほどよい酸味が楽しめます。品種として有名なのが「宮川早生」で、糖度が高く、味わい深く風味に優れているのが特徴。ほかに「興津早生」も甘みが強くて美味です。どちらもじょうのう(袋)が薄くてそのまま食べられます。このほか、宮川早生の枝変わりで誕生した果皮が紅橙色の「山下紅早生」や「小原紅早生」なども人気です。◆ひとり言(小原紅早生)
11月下旬〜12月下旬に出回るみかんで、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。代表的な品種に「南柑20号」があり、果皮は濃いオレンジ色で大きな扁球形をしています。じょうのう(袋)は早生に比べると厚くなりますが、日持ちはよいです。ただ成長しすぎると果皮が果肉から浮きやすく、味が落ちてしまいます。ほかに「大津4号」、「向山温州」、「林温州」、「南柑4号」、「藤中温州」などがあります。
1月〜3月頃に出荷されるシーズン最後のみかんです。品種としては「青島温州(あおしま)」がポピュラー。基本的に1ヶ月ほど貯蔵して、甘みを強めてから出荷されます。サイズは大きめで平球形で、じょうのう(袋)がやや厚めですがほどよい酸味とコクのある甘さが楽しめます。そのほか「十万温州」、「寿太郎温州」などの品種があります。
温室栽培されるみかんの総称で、5〜9月頃に市場に出回ります。手間がかかる分価格が高くなりますが、甘みが強く食べやすいのが特徴。サイズはやや小ぶりで、果皮はきれいなオレンジ色をしています。基本的に品種はうたっておらず、産地の名前をブランドにしています。
ミカンの主な栽培品種は「宮川早生」や「青島温州」、「興津早生」などです。 宮川早生の主産地は和歌山県と愛媛県。青島温州は静岡県。興津早生は和歌山県と熊本県となっています。
温州みかんの約8割以上はカナダに輸出されています。そのほかには、香港、台湾、アメリカ、シンガポールなどにも輸出されています。貿易額はカナダが約2億9000万円、香港が約4,100万円、台湾が約9,300万円です。ちなみにカナダへの輸出量が多いのは、カナダではクリスマスシーズンに温州みかん(クリスマスオレンジ)を食べる習慣があるからです。
グラフにマウスカーソルを合わせると値が表示されます。棒グラフと折れ線グラフを比較しやすくするため、輸入量を「千トン」単位に設定しているのでご注意ください。23.4千トンは2万3400トンです。
生産高のトップは和歌山県で、次いで愛媛県、静岡県と続きます。地図を見ても分かるようにみかんは主に暖かい地域で栽培が行われています。2007年の出荷量は約950,500トンです。
「栽培面積の推移」ボタンをクリックすると、柿の栽培面積の推移を見ることができます。また「果物統計(栽培面積比較用グラフ)」では栽培面積の推移をほかの果物と比較できます。