温州みかん 蜜柑 Mandarin

みかんの情報
基礎データ
  • 分類:ミカン科ミカン属
  • 原産地:インド東北地方
  • シーズン:9月〜2月頃(ハウスは6月〜9月頃)
  • 主な産地:和歌山、愛媛、静岡
ミカン

みかんには「有田みかん」や「愛媛みかん」などいろいろありますが、これらはどれも「温州みかん」のことを指します。実は、温州みかんには「宮川早生」や「南柑20号」などたくさんの品種があるのですが、店頭では品種名ではなく地域の名前をブランド名として販売することが多いのです。また最近は、木の外側だけになっているみかんを厳選した「外なりみかん」や、長崎産の高糖度みかんの「出島の華」などいろいろなブランドみかんが店頭に並んでいます。いろいろ食べ比べて好みの味を見つけてください。

目次 Index

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ミカンの歴史

今から3000万年もの昔にはすでにインド東北部に登場しており、約4200年前には中国で栽培が行われたという記録もあるそうです。日本の「温州みかん」は400年ほど前に中国から伝わった柑橘から偶然生まれた品種で、栽培は明治に入って行われるようになりました。

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おいしいミカンの見分け方

へたの切り口が小さく、果皮の色が濃く張りのあるもの。また形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選びましょう。糖度は、果実が小さめで果皮が薄くてやわらかいほうが高いといわれます。なお、皮にすり傷があるのはOKですが、日焼けしたものは水分が不足して味が落ちています。

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ミカンの保存方法

風通しが良く、涼しい場所(3〜5度が適温)で保存します。箱で購入した場合、腐ったみかんがあれば排除し、ふたを開けたまま保存。また、つぶれやすい下のものから食べるようにしましょう。日持ちは、11月頃のみかんは7〜10日、12月頃のみかんは2週間ぐらいが目安です。

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ミカンの栄養と効能

主な栄養成分(可食部100g中)

ビタミンC(32mg)、βクリプトキサンチン(1900mcg)、食物繊維(1g)

注目成分

ヘスペリジン

主な効能

美肌効果、風邪予防便秘改善高血圧予防動脈硬化予防脳梗塞予防心筋梗塞予防がん予防

温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。

カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンAとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化防止にも期待されています。

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ミカンの種類

極早生(ごくわせ)温州

極早生(ごくわせ)温州

9月〜10月頃に出荷されるみかんで、果皮に青みが残っています。果肉はジューシーですが酸味がやや強めなのが特徴。甘酸っぱいのが好きな人におすすめです。また、じょうのう(袋)が比較的薄いので食べやすいのも魅力。主な品種に「日南1号」、「上野早生」、「宮本早生」、「岩崎早生」、「豊福早生」、「崎久保早生」、「大浦早生」、「高林早生」、「山川早生」などがあります。

日南1号(極早生)日南1号(極早生)
日南1号(カット)日南1号(カット)
ゆら早生ゆら早生
いさお早生(カット)いさお早生(カット)

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早生(わせ)温州

早生(わせ)温州

本格的なシーズン到来を感じさせてくれるみかんです。10月〜11月頃に出荷され、果皮はほぼオレンジ色に染まり、甘みとほどよい酸味が楽しめます。品種として有名なのが「宮川早生」で、糖度が高く、味わい深く風味に優れているのが特徴。ほかに「興津早生」も甘みが強くて美味です。どちらもじょうのう(袋)が薄くてそのまま食べられます。このほか、宮川早生の枝変わりで誕生した果皮が紅橙色の「山下紅早生」や「小原紅早生」なども人気です。◆ひとり言(小原紅早生)

宮川早生宮川早生
小原紅早生小原紅早生
小原紅早生(カット)小原紅早生(カット)

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中生(なかて)・普通温州

中生(なかて)・普通温州

11月下旬〜12月下旬に出回るみかんで、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。代表的な品種に「南柑20号」があり、果皮は濃いオレンジ色で大きな扁球形をしています。じょうのう(袋)は早生に比べると厚くなりますが、日持ちはよいです。ただ成長しすぎると果皮が果肉から浮きやすく、味が落ちてしまいます。ほかに「大津4号」、「向山温州」、「林温州」、「南柑4号」などがあります。

藤中温州藤中温州
大津4号大津4号
石地石地
南柑20号南柑20号
南柑20号(カット)南柑20号(カット)

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晩生(おくて)温州

晩生(おくて)温州

1月〜3月頃に出荷されるシーズン最後のみかんです。品種としては「青島温州(あおしま)」がポピュラー。基本的に1ヶ月ほど貯蔵して、甘みを強めてから出荷されます。サイズは大きめで平球形で、じょうのう(袋)がやや厚めですがほどよい酸味とコクのある甘さが楽しめます。そのほか「十万温州」、「寿太郎温州」などの品種があります。

青島温州青島温州
寿太郎温州寿太郎温州
寿太郎温州(カット)寿太郎温州(カット)
寿太郎温州(重さ:参考)寿太郎温州(重さ:参考)

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ハウスみかん

ハウスみかん

温室栽培されるみかんの総称で、5〜9月頃に市場に出回ります。手間がかかる分価格が高くなりますが、甘みが強く食べやすいのが特徴。サイズはやや小ぶりで、果皮はきれいなオレンジ色をしています。基本的に品種はうたっておらず、産地の名前をブランドにしています。

ハウスミカンハウスミカン
ハウスミカン(カット)ハウスミカン(カット)

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品種ごとの作付面積

ミカンの品種はとても多く、グラフ作成元のデータ(農林水産省果樹品種別生産動向調査)だけでも99種類あります。その中で作付面積が最も大きいのは宮川早生で約20%を占めています。次いで青島温州、興津早生、大津4号の順です。宮川早生の主な産地は和歌山県と愛媛県、青島温州は主に静岡県で栽培されています。2005年の総作付面積は約48,474ヘクタール(2004年は約49,110ヘクタール)です。

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主な輸出先(貿易相手国)

ミカンの約9割近くはカナダに輸出されていています。そのほか、アメリカ、台湾、香港、シンガポールなどにも輸出されています。貿易額はカナダが約4億円、アメリカが約3,600万円、台湾が約9,600万円です。

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年別輸出量

グラフにマウスカーソルを合わせると値が表示されます。棒グラフと折れ線グラフを比較しやすくするため、輸入量を「千トン」単位に設定しているのでご注意ください。23.4千トンは2万3,400トンです。

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主な産地と出荷量

生産高のトップは和歌山県で、次いで愛媛県、静岡県と続きます。地図を見ても分かるようにみかんは主に暖かい地域で栽培が行われています。2006年の出荷量は約743,200トンです。

なお、「栽培面積の推移」ボタンを押すと、みかんの栽培面積の推移が見られます。

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ミカン主産地を地図で見る

日本の温州みかん主産地を「Google Earth」のツアーで巡るというものです(2005年に年間10,000トン以上を出荷した市町村)。日本のどの地域でたくさんみかんが作られているのか見てみましょう。動画に出てくる数量は年間出荷量。所要時間は約2分で、あっという間に日本各地を駆け抜けます。

じっくりご覧になりたい方は、KMZ/KMLファイル(mikan.kmz)を用意しましたのでお試しください。GoogleEarth(無料)がインストールされていれば「ツール」→「ツアーの再生」で見ることができます。もしも「無効なツアー」と表示される場合は、画面左側の「保留」フォルダをクリックしてやり直せばOKです。

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