ドリアン Durian

ドリアンの情報
基礎データ
  • 分類:パンヤ科ドリアン属
  • 原産地:マレーシア半島、ボルネオ島
  • シーズン:通年
  • 主な輸入先:タイ
ドリアンの木と果実

「フルーツの王様」や「悪魔のフルーツ」さらには「フルーツの魔王」などともいわれているドリアン。あのタマネギが腐ったような強烈なにおいと、一度食べたらやみつきになるというおいしさ(?)は、まさに「魔王」の名にふさわしい魅惑のフルーツです。

ドリアンは、木の高さが10m〜30mまで成長し、果実は人の頭ほどの大きさになります。果実の重さは1〜5kgぐらいで非常にかたく、しかも複数のトゲ(マレー語で「duri:ドリ」)が付いています。熟すと木から落下するので、うっかり下を歩いていると大変危険です。

ドリアンのかたい殻の中は5つの部屋に分かれていて、その中にかたい種子が1〜3個ほど入っています。その種子を包むように淡黄色の果肉(仮種衣)があります。果肉は甘みがありねっとりとしていて、舌触りはクリームチーズのような感じです。独特の香りと濃厚な味わいは好き嫌いが分かれるところですが、食べたことのない方は一度体験してみてはいかがでしょうか。

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ドリアンの歴史

南アジア地域では有史以前から食べられていたようです。諸説ありますが、ドリアンが世界中に広まったのは17〜18世紀頃と考えられています。

日本への輸入がいつ頃からスタートしたのか定かではありませんが、現在ではタイ、インドネシア、フィリピンなどから生果や冷凍果肉が輸入されています。

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おいしいドリアンの見分け方

均等のとれた形をしていて独特の芳香がしっかりあるもの。虫食い穴のないもの。同じサイズであれば軽い方がよいといわれています。重い物は種が大きく、水分が多すぎてあまりおいしくありません。果実の底が割れ、強い匂いが出てきたら食べ頃です。

なお、ドリアンがあちこちで売られている東南アジアでは、ホテルや機内に「ドリアン持ち込み禁止」の警告が貼られています。現地で買って食べる際には注意してください。ちなみに、あの強烈なにおいは硫黄の化合物だそうです。

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ドリアンの保存方法

完熟したものは冷蔵庫に入れて保存しますが、熟していない果実は冷蔵庫に入れると追熟しないので常温で保存します。

すでに果肉だけになっているものは、においがもれないようジッパー付きビニールを使うか、しっかりとラップをして冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵なら数日間、冷凍すればさらに長期間の保存が可能です。

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ドリアンの栄養と効能

主な栄養成分(可食部100g中)

カリウム(510mg)、マグネシウム(27mg)、リン(36mg)、銅(1.9mg)、葉酸(150mcg)、ナイアシン(1.4mg)、ビタミン B1(0.33mg)、ビタミンB2(0.2mg)、ビタミンB6(0.25mg)、ビタミンC(31mg)

主な効能

貧血予防、疲労回復

ドリアンはとても栄養価の高い果物です。マグネシウムやリン、銅など体の機能を維持するために欠かせないミネラル分が豊富。血液を作り貧血予防に役立つ葉酸や、代謝を促進し血行をよくして冷え性を和らげるナイアシンも他の果物と比較して多く含まれています。

また、エネルギー変換に必要なビタミンB1は果物中でトップクラス。細胞の再生を促進するビタミンB2もアボカドとほぼ同じぐらい含まれています。ビタミンB1は疲労回復に、ビタミンB2は皮膚や爪などの再生に期待できるでしょう。

高血圧予防に効果があるカリウムがアボカドに次いで多く含まれています。ただしドリアンは高カロリーのため、すでに病気を患っている方は、食べる前に必ず医師に相談してください。

さらにドリアンはアルコールとの食べ合わせが悪く、死亡例があるといわれています。これには科学的な根拠はなく、真相は明らかになっていませんが、「死亡例がある」といわれている以上、無理してこれに逆らう必要もないでしょう。ドリアンとお酒の組み合わせには十分注意してください。

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ドリアンの種類

チャネー(チャニー)

チャネー(チャニー)

チャネー種(Chanee)は、現在日本で最も多く流通している品種です。果肉はやわらかくて甘いのですが、独特の香りが強いのでドリアン初心者にはややきついかもしれません。

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モントーン(モントン)

モントーン(モントン)

モントーン種(Mon Thong)はチャネー種に次いで日本で多く流通している品種です。果肉はほどよい甘さで、適度な堅さもあり、独特な香りも少ないのでドリアン初心者にもおすすめです。

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年別輸入量

グラフにマウスカーソルを合わせると値が表示されます。棒グラフと折れ線グラフを比較しやすくするため、貿易額を「百万円」単位に設定しているのでご注意ください。123百万円は1億2,300万円です。

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