分類:ツツジ科スノキ属
原産地:アメリカ地方
季節の分類:夏
多く出回る時期:周年、6月~8月頃(国内産)
主な産地:長野、群馬、茨城
国内の栽培面積:約1,041ヘクタール(2010年)
国内の年間出荷量:約1,449トン(2010年)
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小さな粒の中に甘酸っぱさが詰まった「ブルーベリー」。ケーキやジャムなどの材料としても人気のある果実です。ブルーベリーは眼の健康維持や老化予防、がん予防などに効くのではないかともいわれていて、栄養面でも注目されています。
またブルーベリーは栽培がしやすいので、園芸用の小果樹としてもおすすめです。労力をそれほど必要としない手軽さと、北海道や本州全域で育つ幅広い適応力、そしてしっかり管理すれば農薬を使わずに栽培できる点が大きな魅力。小さくてかわいらしい果実はおいしくて栄養価が高く、しかも秋には紅葉も楽しめるので、まさに「手軽」、「おいしい」、「美しい」の3拍子が揃った果樹といえるでしょう。
なお、ブルーベリーには大きく分けて主に寒冷地向きの「ハイブッシュ」、主に暖地向きの「ラビットアイ」、荒れ地に自生する「ローブッシュ」の3つの種類があります。日本ではハイブッシュとラビットアイが主流で、ローブッシュはほとんど栽培されていません。
北米原産のブルーベリーはアメリカ先住民にとって重要な果物でしたが、大規模な栽培は行われていませんでした。本格的な栽培が始まったのは1920年頃といわれています。
日本に入ってきたのは1951年(昭和26年)。しかも、民間で栽培が始まったのは1976年(昭和51年)頃です。新しく登場したブルーベリーの健康機能性に注目が集まり、作付け面積はますます拡大。ガーデニングブームの追い風もあって今ではすっかり日本でも定着しています。
皮の色が濃く、鮮やかな青紫色をしているもの。果皮はしっかりと張りがあり、比較的大粒のものがよいとされています。また、白い粉(ブルーム)が付いているものは新鮮です。ブルームは鮮度を保つ働きがあるため、食べる直前まで洗い落とさないようにしましょう。もちろん、ブルームごと食べても大丈夫です。
ブルーベリーは追熟しないので、冷蔵庫に入れて保存し、なるべく早く食べるようにしてください。時間が経つと果皮の色が変化しますが、これは追熟ではありません。食べきれなかったらジャムやソースなどに加工するか、冷凍保存するとよいでしょう。
主な栄養成分(可食部100g中)
ビタミンE(1.7mg)、食物繊維総量(3.3g)
注目成分
アントシアニン
主な効能
ブルーベリーに多く含まれているビタミンEは、血液の循環をよくしてサラサラにする働きがあるといわれているので、高血圧予防や動脈硬化予防に効果があるとされています。
豊富に含まれているアントシアニンは、眼精疲労の改善に効果が期待できるほか、活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、がん予防にも有効といわれています。
ちなみにサプリメントの原料としてよく使われているのは「ビルベリー」という種類。ビルベリーはアントシアニンの含有量がとても多いのですが、厳密に分類するとブルーベリーではありません。
ブルーベリーには食物繊維も多く含まれ、便秘改善にも効果が期待できます。
より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。
アメリカ北東部に自生していたハイブッシュ系は、1906年にアメリカの試験場に植えられ、その2年後から品種改良が行われています。果実は大きめで品質は良好。寒冷地向きの品種なので、関東から北の地方で栽培されています。主な品種に「ブルークロップ」や「バークレイ」、「コリンズ」などがあります。
アメリカ南部に自生していた野生種を改良したもので、アメリカでは1925年頃から本格的な研究が行われています。果実の品質は優れていますが、サイズはハイブッシュ系よりもやや小さめ。主に関東から南の地方で栽培されています。「ウッダート」や「ティフブルー」、「ブライトウェル」などの品種があります。
アメリカ北部やカナダ、北欧など寒冷地に自生する品種。果実は風味がありますが、生食よりもジャムやジュース、サプリメントの原料などの加工用として使われています。日本ではほとんど栽培されていませんが、主な品種に「チグネクト」があります。