最近は丸い大玉スイカのほかに、ラグビーボールのような「マダーボール」、果皮が黒い「でんすけ」、果皮が黄色い「太陽スイカ」、さらには三角や四角のスイカなどいろいろな種類のものが見られるようになりました。もちろん黄色い果肉のスイカも健在です。
※農林水産省ではすいかやメロン、イチゴを「果物」ではなく、「果実的野菜」として分類していますが、ここでは果物として紹介します
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スイカは紀元前5000年にはすでに南アフリカで栽培されており、日本には寛永年間(1624年〜)に中国から渡来したといわれています。
緑と黒のコントラストがハッキリとしていて、つるとは反対側のお尻(果頂部)の部分が小さいものが良いスイカといわれます。ヘタが茶色くなっているのは収穫してから時間が経ったものです。また叩いた時に「ポンポン」という響く音がすればシャキッとしていて、鈍い音がすれば熟れすぎです。
カットスイカは種が黒く、果肉部分の赤と果皮の白色の境目がはっきりしているものがよいでしょう。
スイカは味が落ちやすいので、購入したらなるべく早く食べるようにしましょう。食べきれない場合、玉のスイカは風通しの良い日陰で保存、カットスイカはラップをして野菜室で冷やします。
イラストはスイカの糖度分布です。スイカは中央部が甘く、皮に近い部分は甘味が落ちます。中央部が均等に行き渡るよう、放射線状にカットするとよいでしょう。
主な栄養成分(可食部100g中)
カリウム(120mg)、βカロテン(赤肉スイカ:830mcg)
注目成分
シトルリン
主な効能
むくみ解消、利尿作用、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
カリウムやアミノ酸の一種である「シトルリン」の作用により、むくみや利尿作用に効果があるといわれます。この成分は特に皮に多く含まれるので皮を炒め物などにすると効果的です。
また赤肉すいかの色素にはカロテノイドのβカロテンとリコピンが含まれていて、がんや老化を予防する抗酸化作用があります。これらの成分は血圧を下げる働きもあるので高血圧化予防にも効果が期待できます。またリコピンは呼吸器系の免疫力を高めるともいわれています。
より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。
ポピュラーなスイカで、甘くてシャリっとした歯触りの良い食感が楽しめます。主な種類としては「縞王」や「富士光」、「早生日章」、「甘泉」、「金時」などがあります。 重さは平均3〜5kgで大きいものでは7〜9kgにもなります。
サイズが1.5〜3kgと小さく冷蔵庫に入れやすいスイカです。外見や味は大玉と変わりませんが、果皮が薄いので可食部分が多く甘みもあります。主な種類に「紅小玉」や「ひとりじめ」、「姫甘泉」などがあります。
果皮が緑で果肉が黄色のスイカ。出始め当初は甘さが控えめでしたが、最近のものは糖度も高くなっています。種類としては皮が黒い「おつきさま」のほか、小玉の「クリームスイカ」、「おおとり」、「ひまわり」などがあります。
ラグビーボールのような楕円形のスイカで皮が薄く甘みがあります。大きさは2〜4kgの小玉です。同じような形の種類に「姫まくら」、「紅まくら」などがあり、さらに皮が黒い「黒美人(はちきん)」もあります。
深緑色の表皮を持つ一風変わったスイカで、みずみずしい真っ赤な果肉はしゃりっとして美味。高級スイカとして贈答品にもよく利用されます。7月上旬〜8月中旬に出荷されます。似たような黒いすいかに「ダイナマイトスイカ」もあります。
その変わった風貌から一躍有名になった「四角スイカ」と「三角スイカ」。四角スイカはたまにお店で見かけることがありますが、三角スイカはほとんど見かけません。もしどうしても三角スイカを見たいという方は予約したほうがよいでしょう。ただし、いずれも観賞用で味は良くないとのこと。このほかに「人面スイカ」というものもあります。
果皮が黄色くて果肉が赤いという珍しいスイカです。糖度は12度くらいあり、シャリシャリして甘みもたっぷり。大きさは1玉7キロ程度の大玉です。小玉で楕円形の「金のたまご」というスイカもあります。
富山県の入善町が生産しているブランドで、重さが15〜20kgにもなる楕円形の巨大スイカ。歯ごたえがあり、さっぱりとした甘さです。富山の巨大スイカといえば「黒部スイカ」が有名ですが、こちらは12年ほど前から出荷されておらず、今後の復活が期待されているところです。
戦後の日本で開発された画期的なスイカですが、発芽させるのが難しく生産に手間がかかることや、通常のスイカに比べて味が劣るなどの理由から生産者が減り、今ではほとんど生産されていません。しかし最近になって、「どのような品種でも品質を維持したまま種なしスイカを作れる」という新しい技術(不活化花粉技術)が開発されたようです。
総輸入量は約99トン(2007年は約68トン)と量は非常に少ないですが、韓国とアメリカから輸入されています。貿易額は2カ国合わせて約1,400万円です。
グラフにマウスカーソルを合わせると値が表示されます。棒グラフと折れ線グラフを比較しやすくするため、輸入量を「トン」に、貿易額を「百万円」単位に設定しているのでご注意ください。205百万円は2億500万円です。
2007年スイカの年間出荷量は約361,000トンです。熊本県と千葉県の出荷量が多いですが、日本全国で栽培されています。
「栽培面積の推移」ボタンをクリックすると、柿の栽培面積の推移を見ることができます。また「果物統計(栽培面積比較用グラフ)」では栽培面積の推移をほかの果物と比較できます。