分類:ウリ科スイカ属
原産地:アフリカ地方
季節の分類:夏
多く出回る時期:5月~8月頃
主な産地:熊本、千葉、山形
国内の栽培面積:約1万1,400ヘクタール(2011年)
国内の年間出荷量:約30万9,200トン(2011年)
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夏の風物詩の1つ「スイカ」。よく冷えたスイカの甘い果汁とシャリシャリッとした食感は、暑さで疲れた体を癒してくれます。丸い大玉スイカや小玉スイカだけでなく、ラグビーボールのような形のものや、果皮が黒い「でんすけ」、果皮が黄色い「太陽スイカ」などスイカの種類はさまざま。ディスプレイ用として三角形や四角形のユニークな形のスイカも作られています。
※農林水産省ではすいかやメロン、イチゴを「果物」ではなく、「果実的野菜」として分類していますが、ここでは果物として紹介します
スイカは紀元前5000年にはすでに南アフリカで栽培されており、3000年前のエジプトでも栽培が行われていました。10世紀には中国に伝わり、日本には16世紀後半頃に渡来したといわれてます。
果皮に張りがあり、緑と黒のコントラストがハッキリとしていて、ツルとは反対側のお尻の薄茶色の部分(果頂部)が小さいものがよいスイカといわれます。ツルが茶色くなっているのは収穫してから時間が経ったものです。ツルがカットされている場合は、へたの周りが少しへこんでいるものを選ぶとよいでしょう。また音では判断しにくいですが、叩いた時に「ボンボン」という響く音がすればシャキッとしていて、「ボタボタ」と鈍い音がすれば熟れすぎです。
カットスイカは種が黒く、果肉部分の赤と果皮の白色の境目がはっきりしているものがよいでしょう。
スイカは味が落ちやすいので、購入したらなるべく早く食べるようにしましょう。食べきれない場合、玉のスイカは風通しのよい日陰で保存、カットスイカはラップをして冷蔵庫の野菜室で冷やします。
イラストはスイカの糖度分布です。スイカは中央部が甘く、皮に近い部分は甘みが落ちます。中央部が均等に行き渡るよう、放射線状にカットするとよいでしょう。
主な栄養成分(可食部100g中)
カリウム(120mg)、βカロテン(赤肉スイカ:830mcg)
注目成分
シトルリン
主な効能
むくみ解消、利尿作用、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
すいかはカリウムやアミノ酸の一種である「シトルリン」の作用により、むくみや利尿作用に効果があるといわれます。この成分は特に皮(白い部分)に多く含まれるので皮を炒め物などにすると効果的です。カリウムには血圧の上昇を抑える働きもあるので高血圧化予防にも効果が期待できます。
また赤肉すいかの色素にはカロテノイドのβカロテンとリコピンが含まれていて、がんや老化を予防する抗酸化作用があるとされます。
より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。
ポピュラーなスイカで、甘くてシャリっとした歯触りのよい食感が楽しめます。主な種類としては「縞王」や「富士光」、「早生日章」、「甘泉」、「祭ばやし」などがあります。 重さは平均3~5kgで大きいものでは7~9kgにもなります。
サイズが1.5~3kgと小さく冷蔵庫に入れやすいスイカです。外見や味は大玉と変わりませんが、果皮が薄いので可食部分が多く甘みもあります。主な種類に「紅小玉」や「ひとりじめ」、「姫甘泉」などがあります。
果皮が緑で果肉が黄色のスイカ。クリームスイカともいわれます。かつては甘さが控えめでしたが、最近のものは糖度が高くシャリシャリとした歯触りが楽しめます。種類としては大玉で皮が黒い「おつきさま」のほか、小玉の「おおとり」や「ひまわり」などがあります。
ラグビーボールのような楕円形のスイカで皮が薄く甘みがあります。大きさは2~4kgの小玉です。同じような形の種類に「姫まくら」、「紅まくら」などがあり、さらに皮が黒い「黒美人(はちきん)」もあります。
深緑色の表皮を持つ一風変わったスイカで、みずみずしい真っ赤な果肉はシャリッとした食感で美味。高級スイカとして贈答品にもよく利用されます。出荷時期は7月上旬~8月中旬頃。似たような黒いスイカに「ダイナマイトスイカ」もあります。
その変わった風貌から一躍有名になった「四角スイカ」と「三角スイカ」。四角スイカはたまにお店で見かけることがありますが、三角スイカはほとんど見かけません。もしどうしても三角スイカを見たいという方は予約したほうがよいでしょう。ただし、いずれも観賞用で味は良くないとのこと。このほかに「人面スイカ」というものもあります。
果皮が黄色くて果肉が赤色という珍しいスイカです。糖度は12度くらいあり、シャリシャリして甘みもたっぷり。大きさは1玉7キロ程度の大玉です。ほかに果皮の黄色いスイカとして、小玉で楕円形の「金のたまご」や、球形の「愛娘ひなた」というスイカもあります。
富山県の入善町(にゅうぜんまち)が生産している楕円形の巨大スイカで、重さが15~20kgにもなります。「入善すいか」や「たわらすいか」とも呼ばれ、ジューシーで歯ごたえがあり上品な甘さです。かつては「黒部すいか」と呼ばれていましたが、昭和後期に名称を変更しました。7月下旬~8月上旬がシーズンで、わらじのような「さん俵」に包まれて出荷されます。
第二次大戦後の日本で開発された種のないスイカ。食べやすいのが魅力ですが、生産に手間がかかることや、通常のスイカに比べて甘みが少ないなどの理由から普及しませんでした。しかし最近になって糖度が高くておいしい種なしスイカが開発され流通しています。