果物図鑑

果物栄養成分トップ5

ビタミンC

アセロラ

アセロラ  約1700mg

グァバ

グァバ  約220mg

ゆず/果皮

ゆず/果皮  約150mg

レモン/全果

レモン/全果  約100mg

柿(甘柿)

柿(甘柿)  約70mg

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栄養成分表

果物に含まれる栄養成分のトップ5をランダムで表示しています。値は100グラム当たりの含有量。詳しくは栄養成分表のページへ

イチジク

その他の品種

バナーネ
バナーネ
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果物ブログ

果物ブログのページで紹介している品種です

野菜ナビ

いちじく 無花果 Fig

基礎データ DATA

分類:クワ科イチジク属
原産地:アラビア半島南部、地中海沿岸地方
季節の分類:夏秋
多く出回る時期:8月~10月頃
国内の栽培面積:約1,065ヘクタール(2011年)
国内の年間出荷量:約1万2,218トン(2011年)
主な産地愛知県(約17%)、和歌山県(約16%)、大阪府(約10%)

イチジクの概要

いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花がないわけではありません。いちじくは実の中に小さな花をつけるため、外からは確認できないのです。果実を半分に切ると赤いつぶつぶがたくさんつまっていますよね。あれが花です。いちじくは花の部分によって独特の食感を生み出していたのです。

一部のイチジクは「イチジクコバチ」という昆虫によって受粉が行われますが、これはエジプトイチジクなど野生種に見られる特性です。国内で栽培されているイチジクは受粉しなくても果実が大きくなる「単為結果」という性質を持つため、昆虫による媒介はありません。

ちなみに「いちじく」という名前の由来は、毎日1つずつ熟すことから「一熟」→「いちじく」になったという説や、ひと月で実が熟すため「一熟」→「いちじく」という説もあります。また呼び名としては南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)ということもあります。

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イチジクの歴史

いちじくは古代エジプトの壁画にもブドウとともに描かれており、さらには旧約聖書にも数多く登場する歴史ある果物です。あのアダムとイブが裸を隠すのに使ったのもいちじくの葉です。

はるか昔にアラビア半島で誕生したいちじくは、少なくとも6000年前には栽培が始まっていたといわれています。その後ヨーロッパからペルシャ、中国へと伝わり、日本へは江戸時代に中国から長崎に運ばれました。当初は薬用として栽培されていましたが、生産量が増えるにつれ食用として親しまれるようになりました。

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イチジクの見分け方(選び方)

見分け方

ふっくらと大きくて果皮に張りと弾力があり、香りのよいものを選びましょう。へたの切り口に白い液がついているものは新鮮な証拠。お尻の部分が裂けそうになり、ヘタのところまで赤褐色に染まると食べ頃です。果皮に傷があるものやしなびているもの、お尻の部分が割れすぎているものは避けたほうがよいでしょう。なお、未熟ないちじくは胃を痛めることがあるので要注意。

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イチジクの保存方法

乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。日持ちしないので、早めに食べきりましょう。食べきれない場合は、シロップで煮てコンポートにしたり、ジャムにするという手もあります。

いちじくの皮は、バナナのように軸の部分からむくと食べやすいでしょう。ジャム用など果実がかための場合は包丁でむいたり、熱湯にさっとくぐらせてから冷水につけるとむきやすくなります。

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イチジクの栄養と効能

主な栄養成分(可食部100g中)

カリウム(170mg)、食物繊維総量(1.9g)

期待される効能

高血圧予防動脈硬化予防脳梗塞予防心筋梗塞予防便秘改善

イチジクは比較的多くカリウムを含んでいます。カリウムは血圧を下げる効果があるので、高血圧や動脈硬化などの予防に役立つでしょう。ペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれているので便秘改善にも期待できます。

また、イチジクにはフィシンというタンパク質分解酵素が含まれています。食後のデザートとして食べれば消化を促進してくれるでしょう。切断部から出てくる白い液体にもタンパク質分解酵素は含まれていて、イボ取りなどの民間療法に使われています。

より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。

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イチジクの種類

桝井ドーフィン

桝井ドーフィン

国内で販売されるいちじくの約8割が「桝井(ますい)ドーフィン(ドウフィン)」です。1909年(明治42年)に広島県の桝井氏がアメリカから日本に持ち帰ったもので、栽培のしやすさと日持ちのよさから全国に広まりました。熟すと果皮は赤褐色になり、白い果肉の中心が淡い赤になります。ほどよい甘みとさっぱりとした風味があり、生食のほかジャムなどにもおすすめ。果重は80~200gと幅広く、8月~10月頃に収穫されます。

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蓬莱柿(ほうらいし)

蓬莱柿(ほうらいし)

370年ほど前に中国から伝わったといわれる品種で、日本に定着して長いため「在来種」や「日本いちじく」とも呼ばれます。主に関西以西で栽培されていて、適度な甘みとほのかな酸味があり上品な味わいです。ただ、お尻の部分が割れやすく日持ちが悪いため関東方面ではあまり出回りません。果実は丸みがあり、平均サイズは60~100g程度と小ぶり。出回るのは8月下旬頃からになります。

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とよみつひめ

とよみつひめ

福岡県で生まれた品種で、糖度が16~17度になる甘みの強いいちじくです。出願者が所有する育成系統を交配したもので2006年(平成18年)に品種登録されました。果皮は赤紫色で果肉は緻密でジューシー。旬は8月中旬頃からです。

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ビオレ・ソリエス

ビオレ・ソリエス

果肉がやわらかく糖度が20度以上にもなるフランス原産のいちじくです。果皮の色は深い紫色をしていて、果実のサイズは50~100g程度とやや小さめ。果頂部が裂けにくいのが特徴です。佐渡や一部の地域でハウス栽培されていますが、流通量は多くありません。

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スミルナ

スミルナ

主にトルコで生産され、ドライフルーツとして利用されています。果皮が白く、乾燥させると甘みが凝縮されます。カリフォルニアで生産されるスミルナ種の白イチジクは「カリミルナ」と呼ばれ、こちらも乾燥いちじくとして親しまれています。またイタリア原産の「カドタ」という品種も白いちじくで、主に乾燥や缶詰用として利用されています。

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各地の年間収穫量 イチジク

>>>円グラフと下表の割合(%)が違う理由は?

円グラフの割合(%)と下表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

円グラフは、公表されている都道府県の値を単純に加算して計算していますが、下の表では出典元である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算しているためです(※全国の合計値には公表されていない都道府県のデータが含まれていることがあります)。

また、ページ上部の「基礎データ」にある「主な産地」の数値は、下表の割合(シェア)を四捨五入したものです。

出典:農林水産省統計

2011年のイチジクの出荷量のうち最も多いのは愛知県で、約2,516トンを出荷しています。2位は約2,284トンを出荷している和歌山県、3位は約1,511トンを出荷している大阪府です。

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栽培面積・収穫高の推移

出典:農林水産省統計

2011年のイチジクの栽培面積は約1,065ヘクタール。収穫量は約1万4,500トンで、出荷量は約1万2,217トンです。

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イチジクの輸入先と輸入量

出典:財務省統計

イチジクはメキシコとアメリカから輸入されています。メキシコからの輸入量は約5.1トンで、全体の60%以上を占めています。アメリカからの輸入量は約3.1トンで、全体の40%近くを占めています。

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年別輸入量

出典:財務省統計

イチジクは海外から輸入されています。2013年の輸入量は約8.2トンで輸入額は約859万円です。輸入量は前年と比べると397キロ(約5%)増加しています。

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主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2012年)

イチジク生産の上位5か国は、トルコ、エジプト、アルジェリア、モロッコ、イランです。1位のトルコの生産量は年間約27万4,535トンで全体の約25%を占めています。2位のエジプトは年間約17万1,062トンで全体の約16%、3位のアルジェリアは年間約11万58トンで全体の約10%です。

世界のイチジクの生産量を詳しく見る(果物統計のページ)

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