果物図鑑

関連コラム その3

果物の追熟って何?

果物の追熟って何?

果物栄養成分トップ5

マグネシウム

中国栗

中国栗  約71mg

日本栗/ゆで

日本栗/ゆで  約45mg

ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ  約41mg

キワノ

キワノ  約34mg

アボカド

アボカド  約33mg

このデータは?
栄養成分表

果物に含まれる栄養成分のトップ5をランダムで表示しています。値は100グラム当たりの含有量。詳しくは栄養成分表のページへ

野菜ナビ

マンゴー 檬果(菴羅) Mango

基礎データ DATA

分類:ウルシ科マンゴー属
原産地:インド地方、東南アジア
季節の分類:夏
多く出回る時期:周年、4月~8月頃(国内産)
国内の栽培面積:約454ヘクタール(2011年)
国内の年間出荷量:約3,252トン(2011年)
おもな産地沖縄県(約48%)、宮崎県(約33%)、鹿児島県(約14%)

マンゴーの概要

代表的な南国フルーツの1つであるマンゴー。メキシコやタイ、フィリピンなどからの輸入品だけでなく、2000年頃からは国内での生産量が増加したことで、とても身近な存在になりました。完熟したマンゴーは果汁が多くなめらかな口当たり。特有の香りと濃厚な甘味が楽しめます。生食はもちろん、マンゴーを使ったプリンやケーキ、アイスクリームなどの加工品も人気です。

そんなマンゴーですが、やっかいなことに「ウルシ科」の果物です。人によっては果汁に触れるとかゆくなったり、かぶれたりします。アレルギーのある人は十分注意してください。

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マンゴーの歴史

インド東部やミャンマーでは約4000年前から栽培が行われていたといわれているマンゴー。日本に登場したのは明治時代で、国内で本格的な栽培が始まったのは1970年頃だそうです。しかし開花の時期がちょうど梅雨になるため結実しにくく、当初は悪戦苦闘だったとか。しかしその後、ハウス栽培されるようになり、今のようにおいしい完熟マンゴーが安定して生産されるようになりました。

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マンゴーの見分け方(選び方)

見分け方

果皮にしっとりとツヤがあり色鮮やかでふっくらとしているものを選びましょう。シワのあるものや果皮に黒い斑点があるもの、さわってブヨブヨしたものは古いので避けてください。なお、収穫したての新鮮なものには果皮に白い粉(ブルーム)が付いています。

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マンゴーの保存方法

果肉がかたく未熟なマンゴーは常温の涼しい場所で追熟させます。品種にもよりますが、基本的に独特の甘い香りが強くなり、指先で軽くさわったときにやわらかさを感じればOK。完熟したものはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。できれば食べる2~3時間前に冷やすのがよいでしょう。なお、国内産は完熟マンゴーが多く、それらは購入してすぐに食べられます。

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マンゴーの栄養と効能

おもな栄養成分(可食部100g中)

βカロテン(610mcg)、葉酸(83mcg)、食物繊維(1.3g)、カリウム(170mg)

期待される効能

美肌効果、がん予防貧血予防便秘改善高血圧予防動脈硬化予防脳梗塞予防心筋梗塞予防

マンゴーは、体内でビタミンA(レチノール)に変わるβカロテンの量が多いのが特徴です。βカロテンは、細胞の老化を抑える抗酸化作用があるので肌の健康維持や、がん予防に効果が期待できます。

また、貧血予防によいとされる「葉酸」や、腸の働きを整える食物繊維も多めです。

ナトリウムの排出を促進するカリウムも比較的多く、高血圧や動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞などの予防にも作用します。

より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。

個別の栄養成分表はこちらです。■マンゴー/生■マンゴスチン/生

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マンゴーの種類

アップルマンゴー(アーウィン種)

アップルマンゴー(アーウィン種)

沖縄県や鹿児島県、宮崎県などで栽培されている国内マンゴーのほとんどが、この「アーウィン種」のマンゴーです。果実は400~500g前後の卵形で、果皮がリンゴのように真っ赤になります。オレンジ色の果肉は多汁で、ほどよい酸味と濃厚な甘さ、とろけるような食感が人気です。自然落下の直前に収穫するものもありますが、自然落下させた「完熟マンゴー」は栄養が行き届いていて高級品とされます。出荷時期は6~8月頃。また、台湾産が6~7月頃に出回ります。

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太陽のタマゴ(アーウィン種)

太陽のタマゴ(アーウィン種)

宮崎県独自のブランドで、アーウィン種のアップルマンゴーの中でも「糖度が15度以上」、「重さ350g以上」、「色と形がきれい」という厳しい基準を満たした完熟マンゴーだけを「太陽のタマゴ」として流通させています。収穫前に実にネットをかぶせ、実が自然落下をするまで待って樹熟してから出荷します。手間がかかる分、価格は高めですが甘味の強さと高級感から贈答品としてよく利用されています。6~7月が旬。

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アップルマンゴー(他品種)

アップルマンゴー(他品種)

メキシコやブラジルから輸入されるアップルマンゴーには「ヘイデン種」や「ケント種」、「トミーアトキンス種」などがあります。国産と同じく果皮がリンゴのように赤と緑に染まり、果肉はオレンジで果汁もたっぷり。マンゴーならではの濃厚な香りと甘さが楽しめます。出回る時期はメキシコ産が3~9月頃、ブラジル産が 10月~4月頃。早もぎして輸送中に追熟させるため味には多少ばらつきがありますが、価格は国産よりもお手頃です。

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ペリカンマンゴー(カラバオ種)

ペリカンマンゴー(カラバオ種)

日本に輸入されるほとんどがフィリピン産で「マニラスーパー」や「イエローマンゴー」、「ゴールデンマンゴー」とも呼ばれます。形が細長くペリカンのくちばしに似ていることからこのような名前になりました。まったりとした甘味と適度な酸味とがほどよくマッチし、なめらかな舌触りをしています。1年を通して出荷されるため価格がお手頃でスーパーでもよく見かけます。

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キーツマンゴー(国内産)

キーツマンゴー(国内産)

国内産の「キーツ種(ケイト種)」はおもに沖縄県で栽培され、1個の重さが500g~2kgにもなる大玉マンゴーです。完熟しても果皮が赤くならず緑色なのが特徴。収穫後10日から2週間前後が食べ頃です。色が変わらないので判断が難しいですが、香りが強くなり少し黄色みがかって実がやわらかくなればOKです。繊維が少なめで甘味もたっぷりあり、深みのある味わい。生産量は少なめで8~9月頃に収穫されます。果皮の一部が赤くなるものもあります。

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タイマンゴー

タイマンゴー

タイで栽培されている「ナンドクマイ種」という品種のマンゴーで、「イエローマンゴー」や「ゴールデンマンゴー」とも呼ばれます。外見や風味はペリカンマンゴーに似ていて、果皮は薄い黄色で平たい卵形。コクのあるまろやかな甘味と適度な酸味があります。ほぼ1年を通して輸入されているので比較的手頃な価格で手に入るのもポイント。果皮にツヤがでてやわらかさと芳香を感じれば食べ頃です。果皮の色が濃いめの「マハチャノ(マハチャノーク)」という品種もあります。

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ミニマンゴー

ミニマンゴー

国産「アーウィン種」の1つで、小さい実のまま完熟したマンゴーです。50~100g程度と大きさはミニサイズですが、味わいは通常の完熟マンゴーと変わりません。マンゴーならではの甘さと、皮をむいてそのままパクリと食べられる手軽さが魅力。ただ、流通量はそれほど多くないので、お店で見かけることはあまりありません。

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ピーチマンゴー

ピーチマンゴー

10月~1月頃にオーストラリアで収穫される「ケンジントンプライド種」という品種のマンゴーです。果皮が黄色とピンクのグラデーションに染まり、なめらかな口当たりとマイルドな甘さが楽しめます。また、オーストラリア産のマンゴーには「キーツ種(ケイト種:マチルバ)」や「ケント種」、「パルマー種」、「R2E2種」といった品種もあります。

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グリーンマンゴー

グリーンマンゴー

おもにカリフォルニアで栽培される「キーツ種(ケイト種)」のマンゴーです。果皮は赤くならず緑色のままで完熟します。果肉はきれいな黄色をしていて、店頭に並ぶのは9~11月の秋頃。香りが強くなったら食べ頃で、ほのかな酸味とさわやかな甘さ、そしてトロリとした口当たりが楽しめます。

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インドマンゴー

インドマンゴー

2006年6月に輸入解禁となったインド産マンゴーには「アルフォンソ種」、「ケサー種」、「チョウサ種」、「バンガンパリ種」、「マリカ種」、「ラングラ種」の6種類があります。中でもアルフォンソは「マンゴーの王様」と呼ばれるほど質の高いマンゴーで、繊維の少ない果肉はやわらかく甘酸のバランスも良好です。果重は250g 前後で、収穫は3~5月頃。また、ケサーとバンガンパリは4~6月頃、チョウサ、マリカ、ラングラは6~8月頃に収穫されます。ただ、いずれも輸入量はほとんどありません。

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各地の年間収穫量 マンゴー

>>>円グラフと下表の割合(%)が違う理由は?

円グラフの割合(%)と下表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

円グラフは、公表されている都道府県の値を単純に加算して計算していますが、下の表では出典元である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算しているためです(※全国の合計値には公表されていない都道府県のデータが含まれていることがあります)。

また、ページ上部の「基礎データ」にある「おもな産地」の数値は、下表の割合(シェア)を四捨五入したものです。

出典:農林水産省統計

2011年のマンゴーの出荷量のうち最も多いのは沖縄県で、約1,620トンを出荷しています。2位は約1,108トンを出荷している宮崎県、3位は約461トンを出荷している鹿児島県です。

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栽培面積・収穫高の推移

出典:農林水産省統計

2011年のマンゴーの栽培面積は約454ヘクタール。収穫量は約3,369トンで、出荷量は約3,252トンです。

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マンゴーの輸入先と輸入量

出典:財務省統計

マンゴーは11か国から輸入されています。輸入先トップはメキシコで輸入量は約3,569トン、全体の40%以上を占めています。2位はフィリピンの約1,733トンで全体の約20%を占めています。3位はタイの約1,309トン。4位は約805トンの台湾と続きます。

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マンゴーの輸出先と輸出量

出典:財務省統計

日本産のマンゴーはすべて香港へ輸出されています(香港以外に統計データがありません)。輸出量は約139キロで、輸出額は約64万円。1キログラム当たりの単価は約4,604円です。

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年別輸出入量

出典:財務省統計

マンゴーは輸入と輸出が行われています。2013年の輸入量は約8,589トンで輸入額は約39億7,296万円。輸入量は前年と比べると1,152トン(約12%)減少しています。また、輸出量は約139キロで輸出額は約64万円。

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主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2012年)

マンゴー&マンゴスチン&グアバ生産の上位5か国は、インド、中国、ケニア、タイ、インドネシアです。1位のインドの生産量は年間約1,525万トンで全体の約36%を占めています。2位の中国は年間約440万トンで全体の約10%、3位のケニアは年間約278万1,706トンで全体の約7%です。

世界のマンゴー&マンゴスチン&グアバの生産量を詳しく見る(果物統計のページ)

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