ウメ(梅) 露茜(つゆあかね)

登録日:2021年7月18日

露茜(つゆあかね)

露茜(つゆあかね)

梅は6月が旬のピークですが、この「露茜(つゆあかね)」は7月上旬~中旬に収穫期を迎える晩生の品種です。熟すと果皮が真っ赤に着色し、果肉まで鮮紅色になるのが特徴。一般的な青梅は熟すと黄色くなりますが、露茜はアントシアニンの含有量が多く、外も中も赤くなります。そのため梅酒や梅シロップ、梅ジャムなどにすると、美しい赤色に仕上がるのがポイントです。

露茜(つゆあかね)

品種登録されたのは2009年(平成21年)で、農研機構により育成されました。ニホンスモモの「笠原巴旦杏(かさはらはたんきょう)」と「養青梅(ようせいうめ)」という梅を交雑して誕生。サイズは30~60gと大きく、すももとの掛け合わせのためか酸味は南高梅に比べて約3割ほど少なく、梅干しにするよりも梅酒や梅シロップ(ジュース)に適しているとのことです。

露茜(つゆあかね)

今回購入した露茜は、全体が真っ赤なものは2割くらいで、残り8割は半面がまだ黄色かったので、しばらく追熟させてから使用しました。新聞紙で包んで3日ほど常温で置いておくと、黄色い部分がだんだん赤くなってきて、香りも強くなり完熟状態に。

露茜(つゆあかね)

これを梅ジャムと梅シロップに加工してみました。梅ジャムは、カットして種を取り除き、全体量の半分くらいの砂糖を加えて煮詰めるだけ。果肉が赤いのできれいなルビー色のジャムに仕上がり、ヨーグルトやトーストに使うと風味豊かな甘酸っぱさが楽しめました。

露茜(つゆあかね)

また梅シロップは、梅を冷凍してから砂糖と一緒にビンに詰め、1週間ほど置いておくだけで完成。こちらも鮮やかな赤色で、水で割ってジュースにすると、梅ならではの香りと甘酸っぱさが染みわたってじつに美味でした。ちなみに梅は冷凍せずにそのまま漬けてもよいですが、冷凍したほうが早くエキスが出てきて時間短縮になります。また、氷砂糖がなかったので普通の砂糖で作りましたがとくに問題なく仕上がりました。

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