モモ(桃) 夢みずき
登録日:2021年7月25日
山梨県産の「夢みずき」という桃を食べました。7月中旬から収穫できる早生種で、両親の掛け合わせは「浅間白桃」と「暁星(ぎょうせい)」。山梨県果樹試験場が育成して2013年(平成25年)に品種登録した桃です。
夢みずきは果実の形が楕円形で、重さは約400gほどの大玉。甘味があって酸味は弱く、熟すと果肉がなめらかな口当たりになります。ちなみに親の浅間白桃は果実が大きく食味に優れた山梨県の主力品種。そして暁星は甘味があって色づきのよい品種です。これらの特性をしっかりと受け継ぎ、甘くて大きな桃として誕生しました。
また夢みずきは、形がややいびつになりがちなのも特徴の1つ。一般的に桃は左右対称のものがよいとされますが、夢みずきは外観が非対称で、少しボコッとした形のものもみられます。とはいえ形の悪さは味に影響しないそうなので、気にしなくても大丈夫です。
今回購入した2玉は果重が350g前後で、手に取るとずっしりとした重みがありました。形は、1玉がややいびつに見えますが、さほど気になるほどではなく、ふっくらとしておいしそうです。果皮の着色もよく、大部分が濃い赤色に染まっています。
さっそく軽く冷やして1玉食べてみると、甘味が強くて酸味はやさしく、肉は適度なやわらかさでトロリとした舌ざわり。香りがふわっと鼻に抜けて、濃厚な桃の果汁が口に広がっていきます。もう1玉は冷蔵庫で保存して4日後に食べてみたのですが、鮮度は落ちておらず、果肉はきれいな乳白色で果汁も豊富。皮をむいていると果肉がポタポタと滴り、こちらもとろけるような食感でとてもおいしかったです。
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