ウメ(梅) 古城

登録日:2020年6月14日

古城

古城

梅のおいしい季節になりました。香りのよいふっくらとした梅を使って、梅干しや梅酒、梅シロップなどを作っている人も多いと思います。さて、これは佐賀県産の「古城(こじろ・ごじろ)」という品種です。この古城を使って梅ジャムを作りました。

古城

古城は、大正時代に和歌山県で発見された歴史の古い品種で、発見した那須政右ヱ門氏の屋号から古城という名前になったそうです。緑色の美しい外観をしていて、梅酒や梅ジュースに最適。ただし実がかためで梅干しには向きません。

古城

そんな古城ですが、今回は実を黄色く追熟させてからジャムにすることに。4日ほど新聞紙で包んで置いておくと、いい感じに黄色く変化してきました。香りも豊かでおいしそうです。ヘタを取ってお湯であく抜きして、砂糖を加えて煮込みます。実が崩れてきたら種を取り、種周りの果肉をこそいで鍋に戻しトロっとしたら完成です。

古城

できあがった梅ジャムは、見た目も風味もあんずジャムのよう。酸味はこちらのほうが強めですが、心地よい酸っぱさで香りも良好です。食べてみると、あんずジャムはトーストに合いますが、これは少し苦みがあったためトーストにはいまいち合いませんでした。でもヨーグルトに入れるとかなり美味で、お手頃ヨーグルトが一気に高級感のある味わいに! これはやみつきになりそうです。

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