温州ミカン(みかん) 温州みかん(ペルー産)
登録日:2020年6月21日
6月のこの時期に売られている温州みかんといえば「ハウスみかん」が一般的ですが、これはペルーで栽培された「ペルー産みかん」です。ペルーから輸入している果物といえばバナナやマンゴーがありますが、今年になってペルー産の温州みかんもあちらこちらで見かけるようになりました。
ペルーのみかんは、もともと日本からの移民によって今から約80年前に持ち込まれたのが始まりだそう。その後、長年にわたって栽培が行われ、「Satsuma(サツマ)」の名前でヨーロッパやアメリカなどに輸出されていました。そして2018年に日本への輸出が解禁され、昨年に初出荷。日本でもペルー産みかんが出回ることになったのです。なお、輸入品種に該当するかどうかはわかりませんが、ペルーでは尾張温州や興津早生、岩崎早生などが作られているようです。
今回購入したのは重さ110g前後と大きめのもので、平べったい扁平形。品種は不明ですが見た目は普通のみかんと変わりません。果皮はオレンジ色でほんのわずかに緑色が残っていて、出始めの早生みかんといった感じです。ちなみに後日、売り場を見てみると、ひと回り小さめのサイズも並んでいました。
実際に食べてみると、皮は少しかためですがとてもむきやすく白いスジもきれいに取れます。果肉はプリプリとしたきれいなオレンジ色。薄皮(じょうのう膜)はやや厚めですが、普通に袋ごと食べられます。ただ、口当たりのやわらかな薄皮が好みの人には少し気になるかもしれません。
糖度は14~16度くらいと高くて甘味十分。酸味もほどよくみかんらしい味わいで、期待以上においしかったです。この時期に温州みかんが恋しい人にとっては国内産のハウスみかんはもちろん、ペルー産みかんも気になる存在になりそうですね。
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