マンゴスチン ボリビアンマンゴスチン(アチャチャイル)
登録日:2024年7月29日
沖縄県の直売所で「ボリビアンマンゴスチン」なる果物を見かけました。名前にマンゴスチンとありますが、たまに見かけるあの紫色のマンゴスチンとは色も形も異なります。これは果皮がオレンジ色で、形と大きさはびわのような感じです。
調べてみると、呼び名としてはボリビアマンゴスチンやアチャチャイル(Achachairu)、アチャチャ(Achacha)などともいい、ボリビアやオーストラリアなどで栽培されているのだそう。おもしろそうなので買ってみようと思ったら、小さめのマンゴーが買えるほどのなかなかの価格……。なので今回は1個のみにしました。
果実の特徴としては、形は卵形で長さは6cm程度。果皮は熟すと赤みがかったオレンジ色になり、果肉は白くて中に大きめの1つ種が入ってるとのこと。食感はマンゴスチンのようで、甘味もあるけれど酸味が強く、例えるなら柑橘系のようなさわやかな甘酸っぱさだそうです。
今回購入したものは果皮が黄色に近いオレンジ色で形は小さいレモンのよう。また所どころデコボコしていたり、シミのような変色が見られました。大きさは約7cmで重さは66gと、店頭に並んでいる中では大きいものを選んだのですが、どうやらこれで標準的なサイズだったみたいです。
さっそく冷やして食べてみると、果皮は確かにマンゴスチンのようなかたさがありますが、ナイフで軽く切れ目を入れると容易に割ることができました。中から現れた白い果肉は見た目がワタのようにふわっと見えて、食べるとマンゴスチンのようにチュルっとした食感です。
そして味のほうは、まず酸味がググっときて、でもしっかり甘味もあり、少し酸っぱめのレモネードのような風味。糖度は約16度と高くて果汁も多く、予想以上のおいしさです。凍らせても楽しめるとのことなので、少ない果肉を半分凍らせてみたら、これも美味でした。
ただ、ボリビアンマンゴスチンはタネが大きめで可食部が少ないのが残念な点。日本ではレアフルーツなので仕方ありませんが、もう少し生産量が増えてお手頃価格になってくれるとうれしいです。
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