その他の果物 ジャックフルーツ(パラミツ)

登録日:2021年5月9日

ジャックフルーツ(パラミツ)

ジャックフルーツ(パラミツ)

前々から気になっていた「ジャックフルーツ」を食べました。「パラミツ」とも呼ばれ、東南アジアやブラジル、メキシコなどでは一般的に食べられている熱帯フルーツです。

ジャックフルーツ(パラミツ)

ジャックフルーツの特徴は何といってもそのサイズ。大きいものは長さ75cm以上、重さは40kg以上にもなり、果物の中では世界最大級です。果皮が黄緑色の長楕円形で、表面が小さな突起(イボイボ)で覆われた独特な姿。「ドリアン」に間違えられることもありますが、ドリアンはアオイ科ドリアン属、パラミツはクワ科パンノキ属なので分類は異なります。

ジャックフルーツ(パラミツ)

果実の中にはクリーム色~黄色の5~7cmほどのふっくらとした果肉が詰まっています。産地ではこの果肉をナイフや手でばらして食べるとのこと。味は甘味があって、香りは南国フルーツ系のガムにたとえられことがあります。またドリアンほど強烈ではありませんが、多少特有のにおいを有し、人によっては好き嫌いが分かれるようです。

ジャックフルーツ(パラミツ)

日本では最近スーパーなどで時々見かけるようになりましたが、その大きさと希少性で1つ5000~9000円とかなり高価。その価格にも怯みますが、あのサイズのものを食べ切る自信もありません。切り方もよく分からないし、ゴミ出しも大変そうだし……。そう思っていたところ、先日たまたまカット売りされているメキシコ産ジャックフルーツに遭遇したのでこれはチャンスとばかりに買ってみました。

ジャックフルーツ(パラミツ)

今回初体験だったのですが、味の印象としてはトロピカル風味のハイチュウ? といった感じです。食感は水分が少なくてコリコリとした歯ごたえ。大きく鼻から息を吸うと少し特有のにおいはしますが、普通に食べていれば新食感の甘いフルーツといったところでしょうか。果実の中には約2cmのコロンとした種が入っていて、この種も加熱すると食べられるそうなのですが、初心者なので果肉だけにしておきました。また、果肉の周りの繊維状の部分も煮込み料理や炒め物などに利用できるそうです。

なお、ジャックフルーツを分解するときは粘り気のある「乳液」に要注意です。ナイフや手で果肉を取り出そうとすると、この乳液のせいでベタベタになり、洗剤やせっけんではなかなか落ちません。そうとは知らず作業をしてしまったので、気づいたときにはナイフも手もベタベタに……。このベタベタ、結論としてはサラダ油を使うことでなんとか落とすことができましたが、切り分けるときは使い捨てのビニール手袋などを使用することをおすすめします。

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