カンキツ類 アンコール
登録日:2021年5月2日
そろそろシーズンが終了しますが、これは先日食べた「アンコール」です。アメリカのカリフォルニア大学において70年以上前に育成された品種で、親の掛け合わせは「キングマンダリン」と「地中海マンダリン」。日本には1969年頃に導入されました。
サイズはみかんと同じくらいか一回り大きい程度で、果皮は光沢のある濃いオレンジ色。皮がむきやすく、甘味が強くてほどよい酸味があり、香りも豊かな柑橘です。ちなみに、同じ中晩柑の「せとか」と「麗紅」は、どちらも親が「清見×アンコール」と「マーコット」で、こういった優良品種の育成にもアンコールは貢献しています。
このアンコールは愛媛県産で、果皮はツヤのあるきれいな赤橙色。重さは200~250gほどあり、なかなかの大玉です。いつも食べているのは130g前後なのでその倍近くの重さになります。
また、アンコールは皮が容易にむけるのが特徴で、白いスジまできれいに剥がれます。写真ではわかりづらいですが、このアンコールも気持ちいいほど白いスジが簡単に取れました。
1房取って食べてみると、思っていた以上の甘味がグイグイきます。糖度は18度以上あり、これでもかというくらいの甘さ。また酸味とのバランスも素晴らしく、高級な100%ジュースのような濃厚さです。アンコールはタネが多いのが気になる点ですが、このおいしさに比べればタネを取り除く手間なんて気になりません。心から「もう1個」、とアンコールしたくなるほど美味でした。
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