パッションフルーツ（スーパーL）

濃厚な甘酸っぱさとさわやかな香りが特徴の「パッションフルーツ」。丸い果実の中に種を包んだゼリー状の果肉が入っていて、それをスプーンですくって食べたり、デザートやお酒などに使って味わいます。6月～8月頃がシーズンなので今がまさに旬のフルーツです。

パッションフルーツにはいくつかの品種がありますが、それが明記されることはほとんどありません。ところが、先日「スーパーL」と書かれたものを見かけたので購入してみました。

スーパーLについて調べてみたのですが、情報は特に見つかりませんでした。ただ、よく似た名前の「スーパーM」という品種を沖縄県の前門氏が10年ほど前に開発したそうです。そして今回入手したスーパーLの生産者名の欄にも、この方の名前が記載されていました。

ちなみにスーパーMのほうに関しては、追熟しなくても酸味が強くなく、大玉で甘味があり、芳香が強いのが特徴とのこと。パッションフルーツは酸味が強いため、一般的に追熟させることで減酸しますが、スーパーMは追熟が不要なのだとか。ということは、このスーパーLもきっと似たような感じなのだろう、と勝手に推測して味わうことにしました。

購入した翌日に、シワがまったくないツルツルの状態のものを食べてみたところ、本当にほどよい甘酸っぱさで、香りも芳醇。ずっしりと重さもあり、果肉がたっぷりと詰まっていてとてもおいしいです。この華やかな香りとフルーティーな甘味と酸味がたまりません。

また、1週間ほど常温で放置してシワが出たものも食べてみたら、酸味が少し穏やかになっていました。でも最初に食べたものでも甘酸が調和していて美味だったので、食べ頃を考えずに楽しめるというのはうれしい限りです。

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