モモ(桃) 夢桃香(甲斐トウ果17)

登録日:2022年7月24日

夢桃香(甲斐トウ果17)

夢桃香(甲斐トウ果17)

これは山梨県産産の「夢桃香(ゆめとうか)」という桃です。2019年に品種登録された新品種で、交配親は「モモ山梨6号(ちよひめ×八幡白鳳)」と「日川白鳳」。山梨県果樹試験場において育成されました。

夢桃香(甲斐トウ果17)

この夢桃香という名前は商標登録されている愛称で、正式な品種名は「甲斐トウ果17」といいます。7月上旬から収穫ができる早生種で、日持ちがよく、果実のサイズは中くらい。また着色にも優れていて、甘い果汁を豊富に含みます。

夢桃香(甲斐トウ果17)

そして最大の特徴は、その食感です。多くの桃は完熟するととろけるような口当たりになりますが、夢桃香は肉質が非繊維質でかたく、収穫後もほとんど軟化することがありません。そのため、ほかの桃とは違った食感を楽しむことができます。

夢桃香(甲斐トウ果17)

今回購入したものは、重さが230gほどで果皮の色付きも良好。ふっくらとした果実に鼻を近づけると、ほんのりと桃の香りがします。そしてカットすると、果肉はクリーム色とピンクのグラデーションになっていました。

夢桃香(甲斐トウ果17)

さっそく食べてみたところ、特徴通り果肉がしっかりとしていて、晩生のかたい桃のような食感です。コリっとした歯ごたえで、それでいて果汁が多くジューシー。糖度は15~16度ほどと甘味が強く、酸味は穏やかでおいしいです。かたい桃が好きな人にとってうれしい桃の登場ですね。

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