アボカド ベーコン(国内産アボカド)

登録日:2020年12月6日

ベーコン(国内産アボカド)

ベーコン(国内産アボカド)

最近、国内産のアボカドが注目を集めています。テレビでもちょくちょく紹介されていますが、生産農家が増えたことで比較的手に入りやすくなっているようです。スーパーなどで見かける輸入アボカドは「ハス」という品種がほとんどですが、国内産のアボカドでは「ベーコン」や「ピンカートン」「フェルテ」といった品種が主流。ハスは日本の気候には合わないようで、ほとんど栽培されていません。

ベーコン(国内産アボカド)

今回購入したのは愛媛県産のベーコンという品種。サイズが大きく、緑色でなめらかな果皮を持つのが特徴です。普通の輸入アボカドは果皮の色で食べ頃を見分けますが、ベーコンは追熟しても果皮の色が変わりません。そのためそっとさわってやわらかさを感じるか、ヘタの部分が少しグラグラするかといった部分で判断することになります。

ベーコン(国内産アボカド)

このベーコンは大玉で、1つ360g以上ありました。普通のアボカドが約180gだったので、まさに倍の大きさ。並べて見るとその大きさがわかります(奥がベーコン、手前がハス)。果皮が緑色なので未熟果に思えますが、さわった感覚だとほぼ熟しているようでした。

ベーコン(国内産アボカド)

そこで購入した翌日にカットしてみることに。おっ! ナイフがスッと入ります。これまで国内産アボカドでは何度か失敗しているので、今ひとつ食べ頃に自信が持てませんでしたが今回は成功。きれいなクリーム色のやわらかい果肉で、ちょうどよい熟し度合いでした。果肉の色は普通のハスとほぼ同じですが、皮は薄くてやわらかいです。

ベーコン(国内産アボカド)

味は濃厚でうまみがあり、舌ざわりもなめらか。ハスとそれほど大きな違いはありませんが、ベーコンのほうが少し軽やかで上品な気がします。今回ホットサンドやサラダなどに使用したところ、サイズが大きかったので1玉でたっぷり堪能できました。※左がベーコン、右がハス

ちなみに、輸入アボカドは1年を通して店頭に並びますが、国内産は9月から12月頃が収穫期。ベーコンは10月から12月上旬頃なので今が旬です。価格はやや高めですが、輸入アボカドとは違った品種が楽しめるので興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

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