アボカド エッティンガー

登録日:2025年2月2日

エッティンガー

エッティンガー

アメリカ産の「エッティンガー」というアボカドを購入しました。アメリカ産のアボカドはこれまでに「リード」と「ベーコン」を食べたことがありますが、この品種は初めてなのでどんな味なのか楽しみです。

エッティンガー

エッティンガーは70年以上前にイスラエルで誕生した品種で、「フェルテ」の実生を選抜したものだそう。なるほど、なんとなくフェルテに似ている気もします。またアメリカには1954年頃に導入されていますがシェアは低いとのこと。ちなみに日本国内でも苗が販売されていて、アボカド好きの人には知られる存在みたいです。

エッティンガー

特徴としては果皮が薄くて、熟しても果皮が緑色のまま。また洋梨のような下膨れ型をしていて、種が大きく、サイズは250~400gほどになります。淡い黄緑色の果肉はなめらかな口当たりで、油分はそれほど多くはありません。

エッティンガー

このエッティンガーはサイズが約210gで、果皮はきれいな緑色でした。黒くならないタイプのアボカドは食べ頃の判断が難しいですが、これは購入した時点でヘタ周辺に少し弾力を感じたのでその日にカットしてみることに。

エッティンガー

すると完熟状態ではありましたが、黒い点々とした繊維が少し気に目立ちます……。この黒い点は維管束が酸化して変色したもので、追熟過程や保存状況などによって生じることがある現象です。

見た目は少し気になりましたが、食べてみると食感は筋っぽいといったこともなく、果肉はやわらかくて舌触りもなめらか。風味はアボカドとしては比較的すっきりとしていて、やさしい甘味とうまみが感じられ、何もつけなくてもおいしいです。また、果皮も本当に薄くて8割ほどが手でするっとむくことができました。

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