アボカド ズタノ

登録日:2022年1月4日

ズタノ

ズタノ

これは12月に和歌山県で収穫された「ズタノ」というアボカドです。近年「フェルテ」や「ピンカートン」など国産アボカドが少しずつ増えてはいますが、まだまだ国内産は生産量が少なく希少な存在。ズタノもあまり作られていないため、入手しづらい品種の1つです。

ズタノ

アボカドといえばクリーミーでこってりとしたイメージがありますが、ズタノは油分がそれほど多くなく、すっきりとした味をしているのが特徴。皮が薄くて種が大きく、なめらかさとみずみずしさを持ちあわせています。

ズタノ

また、スーパーでよく見かける輸入アボカド(ハス)は、熟すと皮が黒くなりますが、これは食べ頃になっても果皮が緑色のまま変わりません。そのため見極めがちょっと難しく、手でそっとさわってやわらかさや弾力などで熟度を判断する必要があります。

ズタノ

今回入手したズタノは175gほどの中玉サイズで、果皮は緑色をしていて下部がふっくらとした洋梨型。購入直後は少しかたかったので、常温でしばらく追熟させることに。6日後、全体にほんのり弾力を感じたのでカットしてみると、ちょうどよい熟し具合になっていました。果肉はきれいな黄緑色で、種は確かに大きいです。

ズタノ

食べてみると、最初はなめらかさとみずみずしさを感じて、数秒後にうまみがじんわり広がっていきます。こってりした感じはそれほどなく、本当にすっきりとした味わい。クセがないのでカットしてそのまま食べても、サラダに入れてマヨネーズで食べてもおいしかったです。今回は試すことができませんでしたがパンに挟んで食べても合うと思いました。

ただ、一般的なアボカドは1玉100円~200円ほどで売られていますが、国内産アボカドは栽培コストや希少性などからその数倍から10倍ほどします。そのため気軽に食べられないのが残念な点ですね。

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