カンキツ類 フェニックスマンダリン
登録日:2021年12月26日
これはオーストラリア産の「フェニックスマンダリン」という柑橘です。マンダリンというだけあり、大きさや外観は温州みかんのような感じ。オーストラリアから輸入されている柑橘だと「ネーブル」や「デイジーマンダリン」なら食べたことがありますが、フェニックスマンダリンは初体験。いったいどんな味がするのでしょうか。
説明書きには「蜂蜜のような華やかな香りとしっかりした甘みが特徴です」と書かれていました。ただ、検索しても情報が乏しく、どうやらオーストラリアの2PH Farmsという農場が育成したもので、「マーコット」から選抜された種なしのマンダリンらしいということしかわかりませんでした。収穫時期は7月から10月頃だそうです。
さてこのフェニックスマンダリンは、重さが80g前後でやや腰高の円形をしていて、果皮は明るいオレンジ色。皮は手でむけますが、ややくっつきがちで慎重にむかないと皮がちぎれてしまう感じでした。
薄皮(じょうのう膜)は薄くて種がないので、食べるときはみかんのように袋ごと食べられます。ただ、これはちょっと古かったようで、ヘタに近い部分の水分が減っていてちょっとカピカピになっていました。
でも甘味が強くて酸味がほとんどないため、ダイレクトに強烈な甘さを感じます。果肉は緻密で香りがよく、香りも良好。心なしかほんのりぶどうのような風味もして、味に関してはとてもおいしいことがわかります。今回は12月上旬に食べたため旬の時期を過ぎていたようですが、次回はしっかりとみずみずしさを感じてみたいです。