モモ(桃) 冬桃がたり

登録日:2022年1月9日

冬桃がたり

冬桃がたり

これは冬に食べられる桃「冬桃がたり」です。桃は夏の果物ですが、冬桃がたりは名前が表しているように、冬が旬。産地の岡山県では11月以降に熟し、基本的に11月下旬から12月上旬頃に出荷されます。

冬桃がたり

サイズは小ぶりで日持ちがよく、果肉はややかたくてなめらかな食感が特徴。また糖度が高めで、寒い時期に桃の甘味と香りが楽しめるのがポイントとなっています。なお、冬桃がたりという名前は、JA晴れの国岡山農業協同組合によって2012年(平成24年)に商標登録されています。

冬桃がたり

来歴や正式な品種名について調べてみたのですが、詳しい情報は見つけられませんでした。どうやら2013年(平成25年)から出荷されていて、極晩生の桃として岡山県で栽培が進められているとのこと。

冬桃がたり

さて、この冬桃がたりは12月中旬に購入したものです。重さが130g前後と小玉で、果皮は白く、少し横幅のある円形。さわると果実がかたかったので、3日ほど室内に置いて追熟させてから食べてみました。

冬桃がたり

ひと切れ口に含むと、おっ! 12月の桃だというのにちゃんと甘く、桃の香りも感じます。果肉は緻密で締まりがありながらも、ソフトな舌触り。果皮がやや黄緑色がかっていたのでカリカリ食感かと思ったのですが、桃らしい口当たりでおいしいです。

2個目は冷蔵保存して、さらに3日後にカット。こちらは少しやわらかなコリっとした歯ごたえでした。糖度は1個目が14度台後半、2個目は17度以上あり、どちらも甘さは十分です。みずみずしさは夏の桃ほどではありませんが、それでもほどよく果汁も含まれていて、ひょんな時期に上品な桃が味わえめました。

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