レモン 璃の香(りのか)
登録日:2024年11月25日
これは「璃の香(りのか)」という国産レモンです。あまり見かけない品種ですが、たまたま立ち寄ったスーパーで入手でき、その数日後にはふらっと立ち寄ったイベント会場でも売られていたので、こちらでも購入しました。
璃の香は2015年(平成27年)に農研機構によって品種登録されていて、親は「リスボンレモン」と「日向夏(ひゅうがなつ)」。レモン同士の交配ではなく父親が日向夏ということもあり、一般的なレモンほど酸味が強くなく、まろやかな酸味が特徴となっています。
また果実は200gほどと大きく、種は少なくて、果皮が薄くて表面が滑らか。果肉部分が多いため1個からたっぷり果汁を取ることができます。成熟時期はリスボンレモンやマイヤーレモンより1か月ほど早い11月下旬頃で、収量が多く、かいよう病の発生が少ないという特性も持ちます。
今回購入した璃の香は普通サイズ2個(和歌山県産)と大玉1個(東京都産)の合計3つ。普通サイズは重さが90gほどで、大玉のほうは246gもありました。色は小さいほうがまだらな黄緑色で、大きいほうは濃緑色。果皮はどちらも本当に薄く、種は大玉に3~4個ほど入ってるだけで、小さいほうは種なしでした。
果汁を絞って味を確かめてみると、なるほど尖った酸っぱさではなく、少し丸みのあるフルーティーな酸味です。遠くに日向夏を感じるような(気のせい?)さわやかな香りも感じます。使い方は普通のレモンと同様に、ドリンクや蜂蜜漬け、ジャム、レモンタルト、料理の香りづけなどいろいろ活躍しそうです。
今回はレモネードに利用してみました。国産レモンは皮ごと安心して使えるので、カットした冷凍果肉を多めに投入。風味豊かな甘酸っぱさでちょっと高級感が漂うおいしいドリンクを堪能できました。
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