ビワ(枇杷) 瑞穂
登録日:2023年6月18日
前回に引き続き今回もびわです。これは千葉県産の「瑞穂(みずほ)」という品種。全国的にはあまり馴染みがないかもしれませんが、千葉県においては比較的多く作られている品種になります。
瑞穂の歴史は古く、発表されたのは1936年(昭和11年)のこと。両親は主要品種の「田中」と「楠」で、いずれも長年に渡り栽培が行われています。ちなみに前回食べた「房光(ふさひかり)」は、瑞穂と田中の掛け合わせで誕生した品種です。
同じ千葉県産の房総びわといえばサイズの大きな「大房」がよく知られていますが、瑞穂もそれに劣らず大果なのが特徴。果実は100g前後になり、果肉はソフトで果汁を多く含んでいます。味はほかのびわに比べて酸味がやや多く、甘味だけでなくさわやかな風味も楽しめるのが魅力です。
また瑞穂は果皮のオレンジ色がそれほど濃くなく、表面にうっすらと緑色の斑点が出やすいという特性があります。少し未熟に見える場合がありますが、味に影響はないので気にする必要はありません。
今回購入したのは形やサイズがバラバラのいわゆる家庭用のものです。10個入りで小さいものが約60g。大きなものは90g以上ありました。軽く冷やして食べてみると、本当に甘酸のバランスがよく、上品で深みのある味わい。糖度は15~16度、高いものは18度以上ととても甘くて果汁も豊富で、とてもおいしいびわでした。
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