ビワ(枇杷) 房光(ふさひかり)

登録日:2023年6月11日

房光(ふさひかり)

房光(ふさひかり)

これは千葉県生まれの「房光」というびわです。千葉県はスイカや梨、落花生、里芋など多くの農産物の産地ですが、びわも有名な特産物の1つ。房総半島の南部で栽培されていて、初夏の今が旬の時期となっています。

房光(ふさひかり)

房光は1958年(昭和33年)に千葉県館山市において「瑞穂」と「田中」を交雑・育成して誕生し、1982年(昭和57年)に品種登録されたとのこと。ほとんど見かけないので新品種かと思いきや、割と昔からあったのですね。一方、親の「瑞穂」と「田中」はスーパーなどで時々見かけます。

房光(ふさひかり)

房光の特徴は成熟期が6月上旬で、果実は短かめの卵形。果皮は濃い橙黄色をしていて、果実のサイズはやや大きく65~70gくらいということです。また果肉は緻密でやわらかく、果汁が豊富で甘味と酸味が調和した味わいとなっています。

房光(ふさひかり)

今回購入した房光は大きいものが71gで小さいものは50gほどでした。果皮はきれいなオレンジ色で、表面にはうっすら産毛もあり鮮度は良好。また果実は特徴通り、丸みのあるコロっとした楕円形をしています。

房光(ふさひかり)

少し冷やして食べてみると、皮はスルッと容易にむけて果肉はソフト。糖度はどれも14~15度台と甘味が強く、やさしい酸味もありとてもおいしいです。果汁も滴るほど多く、初夏の風味をたっぷりと堪能できました。

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