マンゴー アルフォンソ

登録日:2023年6月5日

アルフォンソ

アルフォンソ

「マンゴーの王様」といわれるインド産の「アルフォンソ」を食べました。アルフォンソはドリンクやピューレ、お菓子やアイスクリームなどに使用されることが多く知名度は高いのですが、どういうわけか生の果実は国内の市場ではほとんど流通していません。そのためずっと出会えずにいたのですが、ようやく入手することができました。

アルフォンソ

じつは2007年にたった一度だけ、大手スーパーでアルフォンソを見かけたことがあります。でもそのときは過熟状態で色味の悪い最後の1つだったので購入しませんでした。しかしそれ以降はまったく姿を見ることなく、ひそかに探し続けること十数年……。ようやく再会することができました。

アルフォンソ

ちなみにインド産マンゴーの日本への輸入が解禁されたのは2006年(平成18年)のこと。アルフォンソ種のほかケサー種、チョウサ種、バンガンパリ種、マリカ種、ラングラ種が対象となっています。上記のうち4種は食べたことがあるのですが、一番有名なアルフォンソは初めてなのでワクワクです。

アルフォンソ

アルフォンソの特徴はサイズが150~300gと小さめで、果皮が黄色くて丸みのある卵形。果肉は濃いオレンジ色をしていて、甘酸が調和した濃厚な味です。また繊維は少なめで果汁が多く香りも良好。シーズンは4月から6月頃となっています。今回購入したのは200g前後で、全体が黄色いものから完熟前の黄緑色のものまで混ざっていました。

アルフォンソ

さっそく果皮が黄色くて芳香のするもの食べてみると、なるほどマンゴーの王様! ハードルが高い状態で臨みましたが期待を裏切ることなく、濃厚な味わいでたいそう美味です。糖度は16度~22度台と個体差があるものの、どれも甘味が強く、その甘味とともに柑橘を彷彿とさせる酸味が絶妙なバランスで溶けあっています。

ただ気になったのは繊維が多めだったこと。アルフォンソはなめらかな果肉のはずなのですが、購入したうちの半分はけっこうな繊維質でした(※写真のものは繊維少なめ)。また、食べる場所によってはマンゴー特有のクセもあり、個体によってはかなり強く感じることがありました。とはいえ、果肉はやわらかくてとろりとしていて果汁も豊富。気に入ったので、もう少し入手しやすくなることに期待します。

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