温州ミカン(みかん) 石地

登録日:2023年1月15日

石地

石地

冬はやっぱりみかんですね。コタツがあってもなくてもみかんは欠かせません。今回食べたのは「石地(いしじ)」という品種の温州みかんです。あまり聞いたことのない名前かもしれませんが、2019年の農水省統計において栽培面積10位にランクインする比較的メジャーな品種になります。

石地

石地は「杉山温州」の枝変わりとして広島県で誕生し、2000年(平成12年)に品種登録されました。11月後半から12月に収穫される中生種で、石地という名前は発見者の石地冨司清氏から付けられています。

石地

特徴としては甘味が強めで酸味は中程度、じょうのう膜がやわらかく食べやすい品種です。また浮き皮がほとんど発生せず、雨が多くても影響がほとんどでないとのこと。

石地

この石地は神奈川県産のもので、80~90gほどのSサイズ。果皮がピタッと実にくっついていて、つるっとしたなめらかな肌触りです。糖度を測ると12度台から15度超まであり、かなり甘いものや酸味がやや強いもの、甘酸の調和がとれているものなどバラエティに富んでいました。

石地

とくに糖度が15度台のものは味が濃厚で大当たりの味わい。中にはじょうのう膜がやや厚く感じるものもありましたが、だからといって気になるほどでもなく、久しぶりの石地を存分に味わうことができました。

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