温州ミカン(みかん) 早味かん

登録日:2019年11月6日

早味かん

早味かん

これは福岡県のオリジナルみかん「早味かん(はやみかん)」です。店頭で早味かんというワードを見たときはキャッチフレーズのようなものかと思ったのですが、これが正式な品種名でした。「早い」というだけあって、9月下旬から出荷できる極早生種になります。

早味かん

来歴を調べてみたところ、「ゆら早生」の珠心胚実生から選抜して育成されたそうです。品種登録されたのは2014年(平成26年)で、デビューしてからまだ数年しか経っていません。※写真はSサイズ

早味かん

極早生みかんとしては「日南1号」がよく知られていますが、早味かんは日南1号よりも減酸が早く、糖度も日南1号に比べて高めなのが特徴。シーズンの早い時期から色づきがよいのもポイントです。※写真はSSサイズ

早味かん

10月中旬頃までは果皮に緑色が残ったものが多いようですが、これは10月下旬に購入したので果皮が黄色~オレンジ色。売り場には、1個80g前後のSサイズ入りの袋と、1個50g前後のSSサイズ入りの袋があったので、今回は試しに両方を購入して食べ比べてみることにしました。

早味かん

その結果、大きさによる味の違いは感じられなかったです。SサイズもSSサイズも個体ごとに糖度や酸味にばらつきがあり、さわやかな甘酸っぱさのものから濃厚な甘味のものまでいろいろ入っていました。糖度は低いもので12度前後で、高いものは15度くらい、中には17度以上のものもあり、どれもおいしかったです。じょうのう膜も薄くて口当たりも良好。次回は果皮が青い時期に見つけて食べてたいと思います。

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