温州みかん 蜜柑 Mandarin

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  • 寿太郎温州

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  • 北原早生

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  • 温州みかん(幼果)

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  • 興津早生(未熟)

    興津早生(未熟)

  • 宮川早生(未熟)

    宮川早生(未熟)

  • 温州みかん

    温州みかん

  • 温州みかん

    温州みかん

  • 温州みかん

    温州みかん

  • 青島温州

    青島温州

  • 温州みかん(木)

    温州みかん(木)

  • 温州みかん(木)

    温州みかん(木)

基礎データ DATA

ミカンの旬(出回り時期)

※これはミカンの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

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ミカンの概要

みかんの果実 みかんの果実(未熟)

みかんには「有田みかん」や「愛媛みかん」などいろいろありますが、これらはどれも「温州みかん」のことを指します。じつは、温州みかんには「宮川早生」や「南柑20号」などたくさんの品種があるのですが、店頭では品種名ではなく地域の名前をブランド名として販売することが多いのです。

ほかにも愛媛県の「味ピカ」や、長崎県の「味っ子」「出島の華」など、特に糖度の高いみかんにブランド名を付けて出荷しているものもあります。食べ比べて好みの味を見つけてください。

ミカンの歴史

みかんの栽培風景 紀州みかん 桜島小みかん

温州みかんは日本生まれといわれている柑橘です。400年ほど前に中国から鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶然発生したと考えられています。その説の裏付けとなったのが鹿児島県の長島にあった古木です。この古木は昭和11年に樹齢約300年と推定され、この古木と江戸時代の古文書などを照合して実地踏査をした結果、温州みかんは日本原産とされました。温州みかんの栽培が本格的に行われるようになったのは明治に入ってからです。

ちなみに、みかんには「紀州みかん(キシュウミカン)」というものがありますが、これは温州みかんとは別の種類です。紀州みかんは温州みかんよりも歴史が古く、別名「小みかん」といわれるほど小さいのが特徴。中国から熊本県に渡来した小みかんが和歌山県に伝わったとされ、そこで多く生産されるようになったことからこの名前になったようです。

紀州みかんといえば、江戸時代の豪商「紀伊国屋文左衛門」のエピソードが知られています。当時、みかんは江戸で高価ながらも人気の果物でした。しかし供給は安定しておらず、江戸で品薄だったときに紀州から大量に運んで売ったことで、大きな財を成したそうです。紀州みかん(小みかん)は、現在も鹿児島県や熊本県、和歌山県などで栽培されています。

ミカンの見分け方(選び方)

見分け方

へたの切り口が小さく、果皮の色が濃く張りのあるもの。また形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選びましょう。糖度は、果実が小さめで果皮が薄くてやわらかいほうが高いといわれます。なお、皮にすり傷があるのはOKですが、日焼けしたものは水分が不足して味が落ちています。

ミカンの保存方法

風通しが良くて湿度がやや高く、涼しい場所(3~8度が適温)で保存します。ただ一般家庭ではこの条件に合った環境を作りづらいので、涼しくて通気性のある場所で保存することを心がけてください。箱で購入した場合、腐ったみかんがあれば排除し、ふたを開けたまま保存します。また、つぶれやすい下のものから食べるようにしましょう。日持ちは、11月頃のみかんは7~10日、12月頃のみかんは2週間ぐらいが目安です。

ミカンの栄養と効能

おもな栄養成分(可食部100g中)

ビタミンC(32mg)、βクリプトキサンチン(1900mcg)、食物繊維(1g)

注目成分

ヘスペリジン

期待される効能

美肌効果、風邪予防便秘改善高血圧予防動脈硬化予防脳梗塞予防心筋梗塞予防がん予防

温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう膜)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。

カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンAとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化抑制にも期待されています。

より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。

ミカンの種類

極早生(ごくわせ)温州

極早生(ごくわせ)温州

9~10月頃に出荷されるみかんで、果皮に青みが残っています。果肉がジューシーで酸味がやや強めなのが特徴。甘酸っぱいのが好きな人におすすめです。また、じょうのう膜(袋)が比較的薄いので食べやすいのも魅力。おもな品種に「日南1号」、「上野早生」、「宮本早生」、「岩崎早生」、「豊福早生」、「崎久保早生」、「大浦早生」、「高林早生」、「山川早生」などがあります。

早生(わせ)温州

早生(わせ)温州

本格的なシーズン到来を感じさせてくれるみかんです。10月下旬~12月頃に出荷され、果皮はほぼオレンジ色に染まり、甘味とほどよい酸味が楽しめます。品種として有名なのが「宮川早生」で、糖度が高くて味わい深く風味に優れているのが特徴。ほかに「興津早生」も甘味が強くて美味です。どちらもじょうのう膜(袋)が薄くて食べやすいです。このほか、宮川早生の枝変わりで誕生した果皮が紅橙色の「山下紅早生」や「小原紅早生」なども人気。

中生(なかて)・普通温州

中生(なかて)・普通温州

11月下旬~12月下旬頃に出回るみかんで、酸味が少なめで甘味が強いのが特徴です。代表的な品種に「南柑20号」があり、果皮は濃いオレンジ色で大きな扁球形をしています。じょうのう膜(袋)は早生種に比べると少し厚くなりますが、日持ちはよいです。ただ成長しすぎると果皮が果肉から浮きやすく、味が落ちてしまいます。ほかに「大津4号」、「向山温州」、「林温州」、「南柑4号」、「藤中温州」などがあります。

晩生(おくて)温州

晩生(おくて)温州

12月下旬~3月頃に出荷されるシーズン最後のみかんです。品種としては「青島温州(あおしま)」がポピュラー。基本的に1か月ほど貯蔵して、甘味を強めてから出荷されます。青島温州は大きめの平球形で、じょうのう膜(袋)がやや厚めですがほどよい酸味とコクのある甘さが楽しめます。そのほかに「十万温州」や「寿太郎温州」などの品種があります。

ハウスみかん

ハウスみかん

温室栽培されるみかんの総称で、5~9月頃に市場に出回ります。栽培に手間がかかる分、価格は高くなりますが、甘味が強くて食べやすいのが特徴。サイズはやや小ぶりで、果皮はきれいなオレンジ色をしています。基本的に品種はうたっておらず、産地の名前をブランドにしています。

各地の年間収穫量 温州ミカン

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

また、ページ上部の「基礎データ」にある「おもな産地」の数値は、下表の割合(シェア)を四捨五入したものです。

出典:農林水産省統計

2015年の温州ミカンの収穫量のうち最も多いのは和歌山県で、約16万200トンの収穫量があります。2位は約12万600トンの収穫量がある愛媛県、3位は約10万1,200トンの収穫量がある静岡県です。

栽培面積・収穫高の推移

出典:農林水産省統計

2015年の温州ミカンの栽培面積は約4万2,200ヘクタール。収穫量は約77万7,800トンで、出荷量は約68万3,900トンです。

品種ごとの作付面積

出典:農林水産省統計

2013年の温州ミカンの作付面積は、1位は宮川早生で約7,508ヘクタール。全体の約21%を占めています。2位は青島温州で約4,866ヘクタール。3位は興津早生、4位は日南1号となっています。

ミカンの輸出先と輸出量

出典:財務省統計

2016年には13か国に輸出され、トップは約1,166トンのカナダです。2位は約278トンの香港、3位は約239トンの台湾と続きます。

年別輸出入量

出典:財務省統計

温州ミカンは海外に輸出されています。2016年の輸出量は約1,874トンで輸出額は約5億4,136万円。輸出量は前年と比べると676トン(約27%)減少しています。

主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2014年)

ミカン類生産の上位5か国は、中国、スペイン、モロッコ、トルコ、ブラジルです。1位の中国の生産量は年間約1,624万トンで全体の約53%を占めています。2位のスペインは年間約238万9,681トンで全体の約8%、3位のモロッコは年間約118万5,388トンで全体の約4%です。

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