カキ(柿) 前川次郎
登録日:2019年11月11日
三重県産の「前川次郎」という柿を食べました。演歌歌手のような名前ですが、甘柿として有名な「次郎柿」の枝変わりで、次郎よりも早い時期に成熟するのが特徴です。三重県の前川さんが栽培している農園で発見されたのでこの名前が付けられ、1957年(昭和32年)に命名されました。
なかなか歴史のある柿なのですが、今まで店頭では見たことがなく、先日たまたま売られているのを発見して購入することができました。次郎柿は果肉がかためでカリッとした歯ごたえをしていますが、前川次郎も同様にかたい食感が特徴です。
今回入手した前川次郎は、果皮のオレンジ色がそれほど濃くなく、やさしい橙色。果実はふっくらとしていてツヤがあり、重さは270gくらいと大きめです。
食べてみると、思った以上にカリッとした食感で、コリッパリッといった軽快な歯ごたえ。果汁の多さは「太秋」ほどではありませんが、適度に果汁があり、上品な甘味が舌の上に感じられます。熟した柿の食感よりも、かたい食感が好きな人におすすめです。
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